東京外国語大学舩田クラーセン(船田クラーセンさやか)の公式ブログです。アフリカ・市民社会(NGO)・環境関係のイベントや授業、耳寄り情報を流しています。特に、アフリカに関心を寄せる学生の皆さん必読情報を満載しています。
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現在、朝日新聞Web版(アサヒ.コム)に記事を連載中。
「魅惑大陸アフリカ」「モザイクアフリカ」のページ
をご覧ください。【連載】変わりゆくアフリカ最前線
http://www.asahi.com/international/africa/mosaic/
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This is an Official Blog Site of Sayaka FUNADA-CLASSEN,Associate Professor of Tokyo University
of Foreign Studies (TUFS).
The following info. is about events & classes on
Africa, Civil Society (NGOs), Environmental issues.
English/Portuguese sites are not yet available...
Sorry, but please study Japanese!
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ついにオバマ政権が発足した。
テレビもないし、さすがに生中継で見たわけではないが、さきほどBBCで
オバマ就任演説を聴いた。アメリカ合衆国の伝統的価値を結束の機軸と
して明示し、再生のため、逆境の中の船出に国民一人一人の参加を求め
る演説には、心打つものがあった。「責任」という言葉が連発された点に、
何故かうれしい気持ちになった。特に、将来世代への「責任」が強調され、
今歴史の転換点を生きるアメリカ国民として、責任を担っていこうと呼び
かけられていた。
私が、とりわけ「責任」という言葉に敏感に反応したのはなぜだろう。
今、日本でも民の失敗は「自己責任」にされる一方で、組織の中で責任ある
立場にあるはずの人たちの責任が不問にされる傾向が蔓延している。派遣
労働の蔓延と現在の契約中途解約は、政策や企業のマネージメントの失敗
から来ているというのに、リーダーたちは責任を取ろうとしない。将来世代へ
のツケ(国の借金250%)をどんどん積もらせている一方で、若い人たちの
失業あるいは非正規雇用状態(若者世代の40%を超える)は自己責任にし
てしまう。
「有言実行」どころか、言ったことをコロコロ変える総理大臣が率いる日本で
ある。小学生ですら「笑いのネタ」にしているほど・・・。
そんな大人たちの言動に胡散臭さを感じて育った若者たちに、「責任・責任」
と連呼しても仕方がない。まずは自分の行動を正すことから始めたい。
12月にとある食堂で昼ごはんを食べていたとき、「最近の男の子たちは、
酒も飲まん、タバコも吸わん、車も持たん、女も買わん、で本当に意気地が
なくなった」と男性社員二人が嘆いている声が耳に入った。
意気地がなくなったんではなく、そんな大人たち(父親たち)の後姿を反面
教師にしているだけじゃないんですか・・・と言いたくなった。酒・タバコは身
体に悪いし、車は環境に悪いし、女性は買うもんではない!実に、責任あ
る行動ではないか!若者がモノを買わなくなったと企業やオジサンたちは
嘆くが、モノや他人が押し付ける価値に振り回されない今の若者はもっとも
本質的な部分での幸せや豊かさを模索しているのではないか。そんな彼ら
が良いと思う社会に変革していけば良いのではないか。実際、「責任」に
ついても、意外と今の若者は社会の中で自分が果たしうる役割というのに
関心を持っていて、ボランティアなどを躊躇せずにやる人も増えている。
とはいえ、若者の自主的なやる気に頼りっぱなしにせず、まずは大人たちが
模範を示したい。就任前日に全国的なボランティア運動を組織して、自らボラ
ンティア活動したオバマの姿を、もっと真似する政治家がいても良いのでは?
(選挙向けのポーズとしての地元の運動会参加とか、そういうのではなく・・・)
就任式で国歌を歌ったのは、アレサ・フランクリンお姉さまだった。(オネエと
呼ぶに相応しい、ソウルの女王。私の一番好きな歌手)彼女の歌の素晴らし
さもそうだが、彼女の歌手生命の長さをつくづく感じた。民主党の支持者とし
て、党大会やクリントンの大統領就任式でも歌っていた彼女であるが、やは
り今回は格別だったろう。
しかし何故か、マーヴィン・ゲイが国歌を歌う動画を見つけてしまった。
http://www.youtube.com/watch?v=QRvVzaQ6i8A&feature=related
テレビもないし、さすがに生中継で見たわけではないが、さきほどBBCで
オバマ就任演説を聴いた。アメリカ合衆国の伝統的価値を結束の機軸と
して明示し、再生のため、逆境の中の船出に国民一人一人の参加を求め
る演説には、心打つものがあった。「責任」という言葉が連発された点に、
何故かうれしい気持ちになった。特に、将来世代への「責任」が強調され、
今歴史の転換点を生きるアメリカ国民として、責任を担っていこうと呼び
かけられていた。
私が、とりわけ「責任」という言葉に敏感に反応したのはなぜだろう。
今、日本でも民の失敗は「自己責任」にされる一方で、組織の中で責任ある
立場にあるはずの人たちの責任が不問にされる傾向が蔓延している。派遣
労働の蔓延と現在の契約中途解約は、政策や企業のマネージメントの失敗
から来ているというのに、リーダーたちは責任を取ろうとしない。将来世代へ
のツケ(国の借金250%)をどんどん積もらせている一方で、若い人たちの
失業あるいは非正規雇用状態(若者世代の40%を超える)は自己責任にし
てしまう。
「有言実行」どころか、言ったことをコロコロ変える総理大臣が率いる日本で
ある。小学生ですら「笑いのネタ」にしているほど・・・。
そんな大人たちの言動に胡散臭さを感じて育った若者たちに、「責任・責任」
と連呼しても仕方がない。まずは自分の行動を正すことから始めたい。
12月にとある食堂で昼ごはんを食べていたとき、「最近の男の子たちは、
酒も飲まん、タバコも吸わん、車も持たん、女も買わん、で本当に意気地が
なくなった」と男性社員二人が嘆いている声が耳に入った。
意気地がなくなったんではなく、そんな大人たち(父親たち)の後姿を反面
教師にしているだけじゃないんですか・・・と言いたくなった。酒・タバコは身
体に悪いし、車は環境に悪いし、女性は買うもんではない!実に、責任あ
る行動ではないか!若者がモノを買わなくなったと企業やオジサンたちは
嘆くが、モノや他人が押し付ける価値に振り回されない今の若者はもっとも
本質的な部分での幸せや豊かさを模索しているのではないか。そんな彼ら
が良いと思う社会に変革していけば良いのではないか。実際、「責任」に
ついても、意外と今の若者は社会の中で自分が果たしうる役割というのに
関心を持っていて、ボランティアなどを躊躇せずにやる人も増えている。
とはいえ、若者の自主的なやる気に頼りっぱなしにせず、まずは大人たちが
模範を示したい。就任前日に全国的なボランティア運動を組織して、自らボラ
ンティア活動したオバマの姿を、もっと真似する政治家がいても良いのでは?
(選挙向けのポーズとしての地元の運動会参加とか、そういうのではなく・・・)
就任式で国歌を歌ったのは、アレサ・フランクリンお姉さまだった。(オネエと
呼ぶに相応しい、ソウルの女王。私の一番好きな歌手)彼女の歌の素晴らし
さもそうだが、彼女の歌手生命の長さをつくづく感じた。民主党の支持者とし
て、党大会やクリントンの大統領就任式でも歌っていた彼女であるが、やは
り今回は格別だったろう。
しかし何故か、マーヴィン・ゲイが国歌を歌う動画を見つけてしまった。
http://www.youtube.com/watch?v=QRvVzaQ6i8A&feature=related
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プロフィール
HN:
舩田クラーセンさやか
性別:
非公開
自己紹介:
舩田クラーセンさやか
東京外国語大学 外国語学部 准教授
(特別活動法人)TICAD市民社会フォーラム 副代表
専門は、アフリカにおける紛争と平和の学際的研究。
モザンビークをはじめとする南東部アフリカの調査・
研究に従事。大学では、ポルトガル語・アフリカ地域
研究・紛争と平和を教える。
1993年よりNGO活動に積極的に関わり、援助改革、
アフリカと日本をつなぐ市民活動に奔走。
国際関係学博士(2006年 津田塾大学)
国際関係学修士(1995年 神戸市立外国語大学)
-1994年、国連モザンビーク活動(ONUMOZ)で国連ボラン ティアとして選挙支援に携わる。
-1996年、和平後のパレスチナ、ボスニア・ヘルツェゴヴィナで政府派遣選挙監視団に参加。
-1995年、阪神淡路大震災時のボランティアコーディネイター(神戸市中央区)
-2000年より、モザンビーク洪水被害者支援ネットワーク(モザンビーク支援ネットワークに改称)設立、代表を務める。
-2002年、「食糧増産援助を問うネットワーク(2KRネット)」設立に関わる。
-2004年より、(特別活動法人)TICAD市民社会フォーラム 副代表に就任。
-2007年8月より、TICAD IV・NGOネットワーク(TNnet) 運営委員に就任。
単著『モザンビーク解放闘争史~モザンビーク現代政治における「統一」と「分裂」の起源を求めて』御茶ノ水書房 2007年
(日本アフリカ学会 研究奨励賞<2008年度>受賞)
共著 The Japanese in Latin America, Illinois University Press, 2004.
東京外国語大学 外国語学部 准教授
(特別活動法人)TICAD市民社会フォーラム 副代表
専門は、アフリカにおける紛争と平和の学際的研究。
モザンビークをはじめとする南東部アフリカの調査・
研究に従事。大学では、ポルトガル語・アフリカ地域
研究・紛争と平和を教える。
1993年よりNGO活動に積極的に関わり、援助改革、
アフリカと日本をつなぐ市民活動に奔走。
国際関係学博士(2006年 津田塾大学)
国際関係学修士(1995年 神戸市立外国語大学)
-1994年、国連モザンビーク活動(ONUMOZ)で国連ボラン ティアとして選挙支援に携わる。
-1996年、和平後のパレスチナ、ボスニア・ヘルツェゴヴィナで政府派遣選挙監視団に参加。
-1995年、阪神淡路大震災時のボランティアコーディネイター(神戸市中央区)
-2000年より、モザンビーク洪水被害者支援ネットワーク(モザンビーク支援ネットワークに改称)設立、代表を務める。
-2002年、「食糧増産援助を問うネットワーク(2KRネット)」設立に関わる。
-2004年より、(特別活動法人)TICAD市民社会フォーラム 副代表に就任。
-2007年8月より、TICAD IV・NGOネットワーク(TNnet) 運営委員に就任。
単著『モザンビーク解放闘争史~モザンビーク現代政治における「統一」と「分裂」の起源を求めて』御茶ノ水書房 2007年
(日本アフリカ学会 研究奨励賞<2008年度>受賞)
共著 The Japanese in Latin America, Illinois University Press, 2004.
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