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東京外国語大学舩田クラーセン(船田クラーセンさやか)の公式ブログです。アフリカ・市民社会(NGO)・環境関係のイベントや授業、耳寄り情報を流しています。特に、アフリカに関心を寄せる学生の皆さん必読情報を満載しています。 ************************ *************** 現在、朝日新聞Web版(アサヒ.コム)に記事を連載中。 「魅惑大陸アフリカ」「モザイクアフリカ」のページ をご覧ください。【連載】変わりゆくアフリカ最前線   http://www.asahi.com/international/africa/mosaic/ *********************************** ** This is an Official Blog Site of Sayaka FUNADA-CLASSEN,Associate Professor of Tokyo University of Foreign Studies (TUFS). The following info. is about events & classes on Africa, Civil Society (NGOs), Environmental issues. English/Portuguese sites are not yet available... Sorry, but please study Japanese!
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 アフリカ市民社会とともに走ってきたNGO・TICAD市民社会フォーラム(TCSF)は
3月末に解散いたしますが、有志でアフリカと日本の市民同士を結び付ける新たな
プロジェクトが立ち上がろうとしています。
同フォーラムでこれまでアフリカ市民社会との連携を担当してくれていた吉田
(仲川)美樹さんからの呼びかけを転送します。特に、アフリカのNGO/CSO(*
市民社会組織)でのインターンなどを検討している/経験している学生の皆さん、ア
フリカのことについてリアルタイムでアフリカ人の視点からもっと学びたい皆さんに
参加してもらえればと思います。まだ形ができていない分、今から参加すると楽し
いと思います。
詳しくは、以下の吉田さんのメールを見ていただき、コンタクトしてください!
**
 これまでTCSFは、皆様が築かれた多くのアフリカCSOとの繋がりを土台の
一つとして活動してきました。既存するその土台を活用し、アフリカCSO・
一般市民と日本との繋がりを更に発展させるめ、「アフリカ・日本に住む人
びとが、出会い協働する場を生み出す」新規プロジェクトを立ち上げたいと
思っています。
この件に関しては、G8の際に来日した農業NGOネットワークPELUM代表のジ
ョゼフ・スーナ氏、C-CfA議長のギュスターブ・アッサ氏からも、「僕達がつ
いている」との心強い言葉と共に、今後の我々の課題として残されています。
従ってここで、彼ら、そしてもちろんその他多くのアフリカCSOの仲間と
共に、新規プロジェクトを立ち上げる有志の方を大募集したいと思います。
具体的な活動内容はまだ決まっていません。
・アフリカ・日本でのインターンの場の提供?
・日本のメディアや企業への情報提供?
・日本企業による支援やビジネスの拡大支援?
・地方自治体・職業団体・大学間の協働促進?
・双方の文化発信・受信の場の構築?
色々な活動のアイディアが、今後有志から出てくるでしょう。アフリカと
日本に住む有志間で、話し合い活動計画を立て、それを実施していきたいと
思います。
ご参加下さるというお話はもちろんのこと、ご提案、ご助言、ご質問、何
でも結構です!どんどんご連絡ください。
吉田美樹
miki.nakagawa.yoshida(at)gmail.com

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たった1日のハンガーストライキを終えました。
たった1日なので、書くほどのことはあまりないのですが、感想だけ。

まずは「そこに胃がある」ということを最初は常に意識させられたということ。
それゆえ、いつも何のためにこれをしているのかということを意識させられ続けたと
いうこと。そのため、何をしていても、ジンバブエの人々のこと、自分とのつながりに
ついて考えざるを得なかったこと。

今までいろいろな活動をしてきましたが、これは発見でした。
自分の身体の中に問題提起を抱え込むこと。簡単に忘れない。簡単に通り過ぎない。
同じ時代に生きる主体として。そのことを考えさせられました。
普段色々なことを意識して生きてはきましたが、それでも体内に何かを感じることによ
って問題を考える、つながりを感じるというのは初めての経験でした。

先日、JANICさんのセミナーで、「市民社会とは?」というスライドを最後に紹介しました。
正直、直前まで何を書こうか迷っていました。
その定義も捉え方も、実態も多様である。それこそ、星の数ほど!
しかも、言いたいことは沢山ある。

それでも、私の中に残ったのは次のようなポイントでした。
特に、「市民社会とは主体である!」というのは、一番言いたい点でした。
政府任せにしない。NGO任せにしない。人任せにしない。
自分から出発し、社会(狭い日本だけを指さず)の中に飛び込み、そして自分に戻る。
そんなことを、考える機会でした。

1.市民社会は政府が国家機能を果たすための補助組織ではない

2. 市民社会を政府のWatch Dogとしてのみ捉えてはならない
  Watch Dogは必然。抗政府(権力)は忘れてはならないが。
3.  市民社会はNGOだけを指すのではない
4. 市民社会とは「主体」である
  ( 国づくりの主体であって、民主主義下において市民社会が
政府を選び・形成するはず

ジンバブエ状況が若干好転しています。
昨日、野党ツアンギライ党首が首相に就任しました。とはいえ、状況は流動的であり、
700万人の人々が依然食料危機に直面しています。

先日お知らせした市民社会による連帯ハンガーストライキを主導していたCIVICUS
のクミ・ナイドゥさんも昨日でハンガーストライキを一旦終了。実に21日にわたるスト
です。彼の心境については、以下のブログサイトに投稿があります。
http://www.huffingtonpost.com/kumi-naidoo/hunger-strike-day-20-hope_b_165705.html
キャンペーンサイト
http://www.savezimbabwenow.com/

家族と相談し、今日からハンガーストライキに入ることにしていましたが、状況が好転
しつつあるとはいえ予断を許しませんので、やはりハンガーストライキは決行すること
にしました。以下、キャンペーンに送った意思表明文です。

To the people of Zimbabwe.
It was 1994 when I first visited your country.  I came from
Mozambique where 10 years of armed struggle and 16
years of conflict just ended.  Zimbabwe then was a
shining example of the future of the African nations.
南アフリカにいる津山直子さんからのメッセージです。
私もハンガーストライキやってみます。(家族と相談して
から日にちを決めます)皆さんも是非、連帯を!

南アや世界各国のNGO、宗教組織、労組などで
Save Zimbabwe Now! キャンペーンが行われています。
ジンバブエの人々に連帯し、その声を伝え、支援を
広げていくものです。
www.savezimbabwenow.com
昨年G8の時にも来日したCIVICUSのKumi Naidooさんは、
21日の断食(ハンバーストライキ)をしています。
水だけ飲み、今日で19日めです。

12月にジンバブエを訪れた時に何日も食べ物を口にできない
人々の現状を見て、連帯とメッセージを広げるためにはじめ、
また、誘拐、不当逮捕などで投獄されたり、行方不明
なっているNGOや野党の人々の釈放を要求しています。
ジンバブエ訪問時に撮った映像は以下で見られます。、
www.civicus.org/video-feeds

世界中の人が、要望書への署名、ハンバーストライキに加わって
います。ハンガーストライキは一食でも、一日でもいいので、
その連帯の輪を広げていってほしい、とクミさんは言っています。
ジンバブエでは、億単位の紙幣になっているジンバブエドル
ではなく、店頭ではUSドルで表示され、USドルか南アの通貨(ランド)
で買わなければならなくなっています。店にあるものはほとんど
南アなど外から入っており、主食のメイズ、小麦粉、油なども
南アで買う2-3倍の値段になっています。

ジョハネスバーグ市の市街にあるメソディスト教会には
800人以上のジンバブエ人が寝泊りしています。
私はジンバブエ人やコンゴ人が多く住む地区で住んでいますが、
ジンバブエから来る人は日に日に増えています。
少しでもお金を得て、それで食料を買い、ジンバブエの家族に
送っています。ジンバブエに行くバスの発着場は特別に
設けられていて、ジンバブエに行く人、荷物を送る人で、
毎日ごった返しています。

ジンバブエでは1月が新学年が始まるときですが、
学校の先生がジンバブエドルではなく、USドルで給料が支払われ
るよう要求していて、学校は休校が続いています。
コレラに65000人以上が感染し、3600人が亡くなり、毎日その数が
増えています。南アとジンバブエの国境には、治療を求める人
がたくさん来ています。南ア側の川も汚染され、JVCが活動する
リンポポ州でも川の水に頼っている人々の間でコレラが広がって
います。

HIV/エイズや結核の治療薬もUSドルやランドで買うしかなく、
大多数の患者さんは治療薬にアクセスできなくなっています。
日本でも、これまで以上に、ジンバブエの状況への理解と
連帯の輪を広げていくことが大切だと思います。
洞爺湖サミットに向けて7月1日~11日まで来日していたアフリカNGOの皆さんです。
左端はアフリカ市民委員会議長のグスターブ・アサーさん(べナン)
右端はPELUM Association(南東部アフリカの農民ネットワーク200団体)事務局長のジョセフ・スーナさん(ウガンダ)。中央は、ザンビアの農民のジョイスさん。

ゼミ生(元)で今アフリカにインターンに行っている皆さんは、このお二人にお世話になっています。


横浜市長表敬訪問の後、中華街でパチリ
援助効果に関するアクラ会議 市民社会並行会議の様子
(2008年9月1日 ガーナ、遠藤衛氏撮影)



画像ファイル "http://blog.cnobi.jp/v1/blog/user/196cc3151ecbb4c43e4800057258df83/1220504870" は壊れているため、表示できませんでした。

9月2-4日の日程で、アフリカのガーナにおいて、援助効果に関するアクラ閣僚
級会議が開かれます。日本政府は先進国として、このような世界的な合意を前向
きに、また率先して取り組んでいくべきだということを、この度、NGO5団体・
ネットワークで緊急声明として発表いたしました。
ザンビア・モザンビークで市民社会の状況を調査してきました。
以下、今回の入手図書です。それぞれ、研究室に保存しており
ます。


ザンビア
Poverty Eradication Newsletter (PENN)
by Civil Society for Poverty Reduction (CSPR)
<ザンビアでPRSPモニタリングのために集まったNGO
で結成。加盟100団体>

二年に一回の発刊。ザンビア市民社会の今と貧困削減に
向けたアドボカシー活動の紹介。今号は土地法、NGO法に
対する問題点や市民社会の立場の特集。

An Easy Look at Zambia's Fifth National Development Plan
2006^2010
by CSPR
PRSP後の第五回国家開発計画が分厚く政府関係者でも
読みこなせないため、20ページのダイジェスト版を作成。
政府関係者、NGO関係者、市民に分かりやすく解説。

Ground Up
(A PELUM publication promoting susutainable community
development)
by PELUM Association
ぺラム機関紙。南東中部アフリカ10カ国に支部を持つ
200以上の農民・農業関係NGOのネットワーク。有機農法
を奨励。有機農法の実験、農民同士の学び、各支部の
活動を紹介。

Relatorio Anual da Pobreza 2006- Desenvollvimento Agrario
e Sinergias na Luta Contra a Pobreza-
by G20  (Maputo 2007)
<モザンビークでのPRSPモニタリングのために集まった
20の市民社会組織で結成>

毎年作成されてきた「貧困年間報告」の2006年度版。
(ポルトガル語)

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プロフィール
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舩田クラーセンさやか
性別:
非公開
自己紹介:
舩田クラーセンさやか
東京外国語大学 外国語学部 准教授
(特別活動法人)TICAD市民社会フォーラム 副代表

専門は、アフリカにおける紛争と平和の学際的研究。
モザンビークをはじめとする南東部アフリカの調査・
研究に従事。大学では、ポルトガル語・アフリカ地域
研究・紛争と平和を教える。

1993年よりNGO活動に積極的に関わり、援助改革、
アフリカと日本をつなぐ市民活動に奔走。

国際関係学博士(2006年 津田塾大学)
国際関係学修士(1995年 神戸市立外国語大学)

-1994年、国連モザンビーク活動(ONUMOZ)で国連ボラン ティアとして選挙支援に携わる。
-1996年、和平後のパレスチナ、ボスニア・ヘルツェゴヴィナで政府派遣選挙監視団に参加。
-1995年、阪神淡路大震災時のボランティアコーディネイター(神戸市中央区)
-2000年より、モザンビーク洪水被害者支援ネットワーク(モザンビーク支援ネットワークに改称)設立、代表を務める。
-2002年、「食糧増産援助を問うネットワーク(2KRネット)」設立に関わる。
-2004年より、(特別活動法人)TICAD市民社会フォーラム 副代表に就任。
-2007年8月より、TICAD IV・NGOネットワーク(TNnet) 運営委員に就任。

単著『モザンビーク解放闘争史~モザンビーク現代政治における「統一」と「分裂」の起源を求めて』御茶ノ水書房 2007年
(日本アフリカ学会 研究奨励賞<2008年度>受賞)

共著 The Japanese in Latin America, Illinois University Press, 2004.
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