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東京外国語大学舩田クラーセン(船田クラーセンさやか)の公式ブログです。アフリカ・市民社会(NGO)・環境関係のイベントや授業、耳寄り情報を流しています。特に、アフリカに関心を寄せる学生の皆さん必読情報を満載しています。 ************************ *************** 現在、朝日新聞Web版(アサヒ.コム)に記事を連載中。 「魅惑大陸アフリカ」「モザイクアフリカ」のページ をご覧ください。【連載】変わりゆくアフリカ最前線   http://www.asahi.com/international/africa/mosaic/ *********************************** ** This is an Official Blog Site of Sayaka FUNADA-CLASSEN,Associate Professor of Tokyo University of Foreign Studies (TUFS). The following info. is about events & classes on Africa, Civil Society (NGOs), Environmental issues. English/Portuguese sites are not yet available... Sorry, but please study Japanese!
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たった1日のハンガーストライキを終えました。
たった1日なので、書くほどのことはあまりないのですが、感想だけ。

まずは「そこに胃がある」ということを最初は常に意識させられたということ。
それゆえ、いつも何のためにこれをしているのかということを意識させられ続けたと
いうこと。そのため、何をしていても、ジンバブエの人々のこと、自分とのつながりに
ついて考えざるを得なかったこと。

今までいろいろな活動をしてきましたが、これは発見でした。
自分の身体の中に問題提起を抱え込むこと。簡単に忘れない。簡単に通り過ぎない。
同じ時代に生きる主体として。そのことを考えさせられました。
普段色々なことを意識して生きてはきましたが、それでも体内に何かを感じることによ
って問題を考える、つながりを感じるというのは初めての経験でした。

先日、JANICさんのセミナーで、「市民社会とは?」というスライドを最後に紹介しました。
正直、直前まで何を書こうか迷っていました。
その定義も捉え方も、実態も多様である。それこそ、星の数ほど!
しかも、言いたいことは沢山ある。

それでも、私の中に残ったのは次のようなポイントでした。
特に、「市民社会とは主体である!」というのは、一番言いたい点でした。
政府任せにしない。NGO任せにしない。人任せにしない。
自分から出発し、社会(狭い日本だけを指さず)の中に飛び込み、そして自分に戻る。
そんなことを、考える機会でした。

1.市民社会は政府が国家機能を果たすための補助組織ではない

2. 市民社会を政府のWatch Dogとしてのみ捉えてはならない
  Watch Dogは必然。抗政府(権力)は忘れてはならないが。
3.  市民社会はNGOだけを指すのではない
4. 市民社会とは「主体」である
  ( 国づくりの主体であって、民主主義下において市民社会が
政府を選び・形成するはず

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プロフィール
HN:
舩田クラーセンさやか
性別:
非公開
自己紹介:
舩田クラーセンさやか
東京外国語大学 外国語学部 准教授
(特別活動法人)TICAD市民社会フォーラム 副代表

専門は、アフリカにおける紛争と平和の学際的研究。
モザンビークをはじめとする南東部アフリカの調査・
研究に従事。大学では、ポルトガル語・アフリカ地域
研究・紛争と平和を教える。

1993年よりNGO活動に積極的に関わり、援助改革、
アフリカと日本をつなぐ市民活動に奔走。

国際関係学博士(2006年 津田塾大学)
国際関係学修士(1995年 神戸市立外国語大学)

-1994年、国連モザンビーク活動(ONUMOZ)で国連ボラン ティアとして選挙支援に携わる。
-1996年、和平後のパレスチナ、ボスニア・ヘルツェゴヴィナで政府派遣選挙監視団に参加。
-1995年、阪神淡路大震災時のボランティアコーディネイター(神戸市中央区)
-2000年より、モザンビーク洪水被害者支援ネットワーク(モザンビーク支援ネットワークに改称)設立、代表を務める。
-2002年、「食糧増産援助を問うネットワーク(2KRネット)」設立に関わる。
-2004年より、(特別活動法人)TICAD市民社会フォーラム 副代表に就任。
-2007年8月より、TICAD IV・NGOネットワーク(TNnet) 運営委員に就任。

単著『モザンビーク解放闘争史~モザンビーク現代政治における「統一」と「分裂」の起源を求めて』御茶ノ水書房 2007年
(日本アフリカ学会 研究奨励賞<2008年度>受賞)

共著 The Japanese in Latin America, Illinois University Press, 2004.
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