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東京外国語大学舩田クラーセン(船田クラーセンさやか)の公式ブログです。アフリカ・市民社会(NGO)・環境関係のイベントや授業、耳寄り情報を流しています。特に、アフリカに関心を寄せる学生の皆さん必読情報を満載しています。 ************************ *************** 現在、朝日新聞Web版(アサヒ.コム)に記事を連載中。 「魅惑大陸アフリカ」「モザイクアフリカ」のページ をご覧ください。【連載】変わりゆくアフリカ最前線   http://www.asahi.com/international/africa/mosaic/ *********************************** ** This is an Official Blog Site of Sayaka FUNADA-CLASSEN,Associate Professor of Tokyo University of Foreign Studies (TUFS). The following info. is about events & classes on Africa, Civil Society (NGOs), Environmental issues. English/Portuguese sites are not yet available... Sorry, but please study Japanese!
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米川さんより中田ヒデが、コンゴ東部に再度行った際の映像
が放映されると連絡がありました。本日放送のようですので、
見てみてください。

『NEWS ZERO』 (日本テレビ系列チャンネルで放送予定)

放送日:2009年6月4日(木)
放送時間:22:54~23:58

http://www.unicef.or.jp/osirase/back2009/0906_02.htm

以上のサイトで詳細をご確認ください。
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やっと、大学なども動き始めましたね!
=============
写真展&トーク・イベント
「コンゴ民主共和国:無視され続ける世界最大の紛争」
=============

大阪大学グローバルコラボレーションセンター(GLOCOL)は、学内外をつな
ぐ様々なセミナー・イベントを開催しています。今回は、第2次世界大戦後最
大規模と言われるコンゴ民主共和国の紛争を取り上げます。

通算540万人の死者。昨年末のクリスマスの日だけで500人が虐殺されたと
いう事実。にもかかわらず、なぜこの紛争は世界に届かないのでしょうか?
写真展では、「無視され続ける紛争」にある人々の様子を伝える22点の写真
と、「天然資源と紛争」「人道被害」など5つのテーマ別解説パネルを展示。
トーク・イベントでは、それぞれ異なる立場・方法でコンゴ民主共和国の紛争と
紛争への「沈黙」に迫る二人:ドキュメンタリー・カメラマン久野武志、そして紛
争研究者ヴァージル・ホーキンスが語ります。

関連HP:http://www.glocol.osaka-u.ac.jp/research/090417.html
久野武志 http://www.lightstalkers.org/takeshi_kuno
ヴァージル・ホーキンス http://stealthconflicts.wordpress.com

日時:トーク・イベント 4月17日(金)18:00-20:00
      写真展 4月13日(月)-4月20日(月)8:30-17:00
 *初日13日(月)は12:00開始、最終日20日(月)は13:00終了。土日休。
場所:大阪大学21世紀懐徳堂(大阪大学豊中キャンパス)
 大阪府豊中市待兼山町1-16(Tel. 06-6850-6443)
      阪急電車宝塚線 石橋駅(下車徒歩約15分)
      大阪モノレール 柴原駅(下車徒歩約15分)
 *会場アクセスにサポートが必要な方はご相談ください。
地図:http://21c-kaitokudo.osaka-u.ac.jp/30a230af30bb30b9/
参加費:無料
定員:トークイベント 80名(先着順、要事前申込)
      *写真展は自由にご来場ください
*********************************
     アジア太平洋資料センター(PARC)主催セミナー
  『コンゴ紛争の現状と背景―これから和平に向かうのか?』
*********************************
◎日時:2009年3月9日(月)19:00 ~ 21:00
◎スピーカー 米川正子(JICA客員専門員(平和構築)/元UNHCRゴマ事務所
所長)
☆☆☆米川さんからのメッセージ☆☆☆
世界に忘れられた世界最悪のコンゴ紛争は、この10年間540万人の犠牲者を出
しました。この紛争の背景は大変複雑ですが、遠く離れた日本と決して無関係
ではありません。紛争の構造を理解したうえで、日本に何ができるのかを考え
てみませんか。
http://www.afpbb.com/article/pressrelease/contribution/2421360/3157102
◎参加費:PARC会員・2008年度自由学校受講生 500円
     その他の方・800円
◎会場:PARC自由学校
☆参加されるかたは直接会場までお越し下さい。
 http://www.parc-jp.org/guidance/guidance_04.html
*∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴*∴∴∴*∴∴
◎お問い合わせ:特定非営利活動法人 アジア太平洋資料センター(PARC) 
〒101-0063 東京都千代田区神田淡路町1-7-11 東洋ビル3F
TEL.03-5209-3455 FAX.03-5209-3453
E-mail:office(at)parc-jp.org   http://www.parc-jp.org/
∴∴*∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴*∴∴∴*∴∴
アマゾンに並び世界の肺といわれているコンゴの森林保全についての
シンポです。コンゴ東部紛争の影響についてもきちんと触れられると良
いのですが・・・。
==============================
「アフリカ・コンゴの森を守れ-コンゴ河流域熱帯雨林保全シンポジウム」
http://www.jica.go.jp/event/090224.html
主催:独立行政法人国際協力機構(JICA)
日時:2009年2月24日(火)13:00開場、14:00開演~17:00終了
場所:国際協力機構 研究所(JICA研究所)二階 国際会議場
内容(日仏同時通訳):
1.基調講演:「コンゴ河流域熱帯雨林における人と動物の共生」
  山極寿一教授(京都大学大学院人類進化論研究室
2.現地報告:「コンゴ河流域熱帯雨林からの報告」
コンゴ河流域国の森林官
3.パネルディスカッション:「コンゴ河流域熱帯雨林の現状と課題」
皆さん

現在も人道危機が続く、コンゴ東部の中心地ゴマでUNHCRの所長として働いて
いた米川正子さんのインタビュー記事がアップされています。(日経ウーマンWeb)
ご一読ください。

http://blog.5012.jp/nikkeiwoman/essay2/

また、UNHCRもキャンペーンを開始したそうです。
http://www.japanforunhcr.org/act/a_africa_drc_01.html
映画を作って、世論喚起に努めるようです。昨日の小峯さんのウガンダ北部紛争
での子ども兵問題についても、映画「Invisible Children」の効果の大きさを実感
しました。「忘れられた世界最悪の人道危機」であるコンゴ東部紛争に注目が集ま
り、一日も早い安定が訪れることを祈っています。

コンゴ東部の人道危機の講演をしてくださった米川正子さん(現JICA
/UNHCR職員)から、学生の皆さんの質問へのお返事が送られてきまし
た。米川さんならではの返事に、さすがの私も「なるほど…すごい
とうなってしまいました。
講演会の様子:http://africaclass.blog.shinobi.jp/Entry/136/

学生の皆様へ

質問と感想文をありがとうございます。私の温泉の話に同意した人が多
かったので、嬉しかったです。これからの日本と世界を変えるのは、皆
様のような若者ですので(私もその一人ですが!)、この講演がいろい
ろと考える材料となり、行動に向かうきっかけになれれば、幸いです。

Q:現地での危険はないのか。米川さん自身危険な目にあったことがあ
るのか。死ぬのは怖くないのか

A:危険はもちろんある。ゴマでは、避難民キャンプが2回武装勢力に
攻撃され、避難民が
11人殺されたこともある。そこにいた私の同僚も
狙われたが、幸い避難民に保護され、無事でした。今年
10月の内戦激
化のときに、同僚の一人が足を撃たれた。
私自身、コンゴ東部ではな
く、他の紛争地で危険な目にあったことがある。もちろん安全には気
をつけるが、リスクは戦地でも、日本のような平和な国にでもあるの
で、「起きたときはそのとき」と、考えるようにしている。あまり
ぴりぴりしていると、人生楽しくないので。

Q: 抜け出したときにどう対処するのか

A:料理をする、運動をする(自衛のためにテコンドー)、踊る、友達
とだべる、自然の中で過ごす

Q: 現地の人はこのような情勢に対してどう思っているのか。

A:大変疲れている。常に国軍と武装勢力の犠牲になり、一体誰が
平和をもたらしてくれるのか嘆いている。将来希望も持てなく、
絶望的になっている。

Q: 市民はこの詳細な構造を把握しているのか。政府は知らせる努力
をしているのか。

A:現地には、いろんなアクター(コンゴ政府、国連PKO,国連機関、
NGO,ジャーナリスト、外国政府など)がいるが、誰がどういう理由で
介入しているのかや、外部アクターの区別ははっきりできないと思う。

政府やジャーナリストは大まかな情報しか与えていない気がする。
(日本でも同じだが)

Q. 日本や周辺国が紛争に止めることができないのか

A:もちろん政治的意思があれば、できる。ただ、1)この地域
紛争の複雑な現状を知っている人がほとんどいない、2)国益や
エゴのためにコンゴ東部に介入している人が多い、3)紛争の

Spoilers
に「人権侵害や戦争をやめなさい。」と言える勇敢な人(
治家や調停役
)がいないことに問題がある。

Q: 学生時代から、こういう仕事を思い描いたのか。現職に至るま
での動機

<=このお返事や他の質問は「続きはこちらへ」

努力のかいあって、コンゴ情勢について関心を寄せるメディア関係者が増えつつあ
ります。そして、ついにゴマからの中継番組がNHK衛星1で放映されます!日本の
テレビ局として、危機が再燃してから初めての生映像です。ぜひ、ご覧ください。

<=10時半に変更です。また、ブルキナファソのゴミからおしゃれなファッションへ
の番組も11時20分から放送です。(ソマリア海賊のニュースとともに3つもメインの
ニュースとなっています。

そして、なぜか我が家にこの危機のさなかのゴマから手作りチーズが届く・・・何故?
子どもは鼻をつまんえましたが、さすがヨーロッパ人の夫いわく、「さわやかな香り」。
えっ?でも、味は抜群でした。危機下での生活は営まれています。

日本では、災害・紛争と聞くとすぐに現地はそれ一色と思い込みがちですが、どん
な状況にあっても、人びとの生活は続いているし、また同じ紛争地でも濃淡がある
ことへの想像力を失ってはいけませんね。

米川正子さんの講演会が無事終了。コンゴ東部についての初めての講演会となった。
アフリカ紛争を研究してきた私にとっても理解が難しいコンゴ東部の情勢・背景をしっかり
簡潔に説明してもらった。二人で始めた、「コンゴ東部紛争をもっと日本の人に知ってもら
おう」というキャンペーンも期せずして、そして残念なことに、紛争の再開によって、マスコ
ミの関心を呼びつつある。

米川さんは、今週末にルワンダに出発。最新情報を持って帰ってくるそうだ。
学生の感想:
・「百聞は一見にしかず」という言葉に感銘を受けた。国際社会や国連PKOのあり方につ
いてもいろいろ考えさせられました。
(つづきは、「つづきはこちら」へ)

またカテゴリーを増やしてしまいましたが、この危機をより多くの人に知ってもらうために
しかたありません。

金曜日(11月14日)の朝日新聞の「私の視点」に米川正子さんの記事が掲載されました。
「「アフリカ大戦」再燃に目を」(米川正子:JICA客員専門員)
ネットで探しましたが、記事が見つかりませんでした。ご本人から最終原稿を取り寄せます
が、米川さんの講演会が月曜日(11月17日)14時50分~16時20分まで東京外国語大学
@115号室で開催となりますので、ぜひそちらにお越しください。

詳細はブログの「アフリカ関連イベント」をご覧ください。
http://africaclass.blog.shinobi.jp/Entry/119/

また、読売新聞の土曜日版にも、反政府ゲリラへのインタビューが掲載されています。
日本のメディアもようやく重い腰を上げつつありますが、まだまだ不十分です。

しかし、AUの調停担当がナイジェリアのオバサンジョ元大統領というところに、アフリカの
悲しい限界がありますね。もちろんこの紛争は1994年のルワンダ虐殺に端を発している
わけですが、資源をめぐる争いでもあり、石油資源を豊富に抱えるナイジェリアの政権交
代を民主的に行うことができなかった元大統領が調整役ということに疑問を感じます。

2時間前の最新情報は次のサイトで。
http://news.bbc.co.uk/2/hi/africa/7730897.stm

日本にもヒューマンライツウォッチの事務所が設置されたということですが、この地域の
資源と紛争の関係については、Human Rights Watchが一番詳しく重要な活動をしてい
ます。詳細は以下サイトへ。
http://www.hrw.org/english/docs/2008/11/12/congo20193.htm

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舩田クラーセンさやか
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非公開
自己紹介:
舩田クラーセンさやか
東京外国語大学 外国語学部 准教授
(特別活動法人)TICAD市民社会フォーラム 副代表

専門は、アフリカにおける紛争と平和の学際的研究。
モザンビークをはじめとする南東部アフリカの調査・
研究に従事。大学では、ポルトガル語・アフリカ地域
研究・紛争と平和を教える。

1993年よりNGO活動に積極的に関わり、援助改革、
アフリカと日本をつなぐ市民活動に奔走。

国際関係学博士(2006年 津田塾大学)
国際関係学修士(1995年 神戸市立外国語大学)

-1994年、国連モザンビーク活動(ONUMOZ)で国連ボラン ティアとして選挙支援に携わる。
-1996年、和平後のパレスチナ、ボスニア・ヘルツェゴヴィナで政府派遣選挙監視団に参加。
-1995年、阪神淡路大震災時のボランティアコーディネイター(神戸市中央区)
-2000年より、モザンビーク洪水被害者支援ネットワーク(モザンビーク支援ネットワークに改称)設立、代表を務める。
-2002年、「食糧増産援助を問うネットワーク(2KRネット)」設立に関わる。
-2004年より、(特別活動法人)TICAD市民社会フォーラム 副代表に就任。
-2007年8月より、TICAD IV・NGOネットワーク(TNnet) 運営委員に就任。

単著『モザンビーク解放闘争史~モザンビーク現代政治における「統一」と「分裂」の起源を求めて』御茶ノ水書房 2007年
(日本アフリカ学会 研究奨励賞<2008年度>受賞)

共著 The Japanese in Latin America, Illinois University Press, 2004.
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