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東京外国語大学舩田クラーセン(船田クラーセンさやか)の公式ブログです。アフリカ・市民社会(NGO)・環境関係のイベントや授業、耳寄り情報を流しています。特に、アフリカに関心を寄せる学生の皆さん必読情報を満載しています。 ************************ *************** 現在、朝日新聞Web版(アサヒ.コム)に記事を連載中。 「魅惑大陸アフリカ」「モザイクアフリカ」のページ をご覧ください。【連載】変わりゆくアフリカ最前線   http://www.asahi.com/international/africa/mosaic/ *********************************** ** This is an Official Blog Site of Sayaka FUNADA-CLASSEN,Associate Professor of Tokyo University of Foreign Studies (TUFS). The following info. is about events & classes on Africa, Civil Society (NGOs), Environmental issues. English/Portuguese sites are not yet available... Sorry, but please study Japanese!
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■TCSF研究センター主催、12月の連続勉強会の内容をお知らせします。
【第3回】 アフリカにおける有機農法普及の課題と可能性
12月3日(水)18:00~20:00
【第4回】 貧困者ビジネスをめぐる議論 
12月5日(金)18:00~20:00
【第5回】 アフリカ援助における現金移転の可能性について考える
12月20日(土)16:30~18:30
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■■  【第3回】 アフリカにおける有機農法普及の課題と可能性を考える  
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今年前半に開催されたTICAD IVや洞爺湖サミットでは、食料問題が大きく
扱われ、アフリカにおける食料生産改善に関する議論が注目を集めるとと
ともに、各国による支援が打ち出されました。
しかし、それは化学肥料や農薬などの使用を増やせば、食料は増産され、
貧しい人たちの食料安全保障の問題は解決するという、現場軽視の安易な
「解決法」への回帰を招きました。
アフリカでは、農業を営みむ人びとこそ貧困に直面し、かつ栄養が不足し
ているという現状が多くの地域で見られます。昨今の異常気象によるハン
ディ(長期化する干ばつや大雨・洪水)を抱え、地域の環境・資源に依存
しながら、地域の環境・資源と共に生きている農民にとって、経済的にも
環境的にも持続可能な農法の普及が切実に求められています。
そんな中、このような現状を打開する方策として、身近な素材を利用して
生産を向上する農法(有機農法)への関心と期待が、アフリカの農民の間
で高まりつつあります。他方で、有機農法の普及はなかなか進まない現状
にあります。

以上を踏まえ、本勉強会では、長年にわたりアフリカで有機農業の普及に
努めてきたNGOや専門家の報告を聞き、その可能性と課題について話し合
います。

■問題提起:舩田クラーセンさやか氏
    (TCSF副代表/東京外国語大学准教授)
ゲスト:
・田坂興亜氏(アジア学院元校長/2KRネット代表/国際基督教大学元教授)
・岡本敏樹氏(緑のサヘル代表)
・渡辺直子氏((特活)日本国際ボランティアセンター南ア事業担当)

■日時:12月3日(水)18:00~20:00 
■場所:早稲田大学19号館3階 309号室
(アクセス)
JR高田馬場駅より早大正門行きバスで「西早稲田」下車(5分)
地下鉄東西線「早稲田」駅より徒歩10分
*西早稲田のメインキャンパスから少し離れております。
 必ず以下のURLで場所のご確認の上、お越しください。
http://www.waseda.jp/jp/campus/nishiwaseda.html

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■■  【第4回】 貧困者ビジネスとめぐる議論    ■■
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PrahaladによるBottom of the Pyramid(「ネクスト・マーケット」)が
発刊されて以来、ビジネスモデルを工夫し、貧困者を消費者と位置づける
ことで、途上国市場を開拓し、貧困削減にもつながるというアプローチが、
企業やドナー、研究者により議論・試行されています。

これまでのところ日本においては、BoP(貧困者)を市場として見る動き
は「官民連携」という枠組みで捉えられていますが、まだ発展途上のアプ
ローチでもあり、国内でも議論が必要です。また、一方でBoPをビジネスパ
ートナーとしてみなす民間セクターの動きも目立っています。

本勉強会では、まずBoPとビジネスをめぐる議論と問題点を整理しながら、
アフリカでの事例が増えつつある BoPをめぐる潮流と課題について、意見
交換を行うことを目的とします。参加者の関心度合いによっては、連続企
画にすることも検討したいと考えています。

ファシリテーター:上江洲佐代子氏 (政策研究大学院大学研究助手)
問題提起者:横山仁美氏 (JICA公共政策部平和構築・貧困削減課)、
                  アイ・シー・ネット株式会社
  
■日時:12月5日(金)18:00~20:00 
■場所:早稲田大学19号館7階 710号室
   (アクセスは第3回勉強会と同じです)
■参加予約(無料):
12月3日(水)正午までにお申込み後、直接会場にお越しください。
(氏名・所属・連絡先を明記)  E-mail:aruga(アット)ticad-csf.net
TEL/Fax: 03-5286-8261(TICAD市民社会フォーラム事務局) 

■参考文献
1、Prahaladの著作(The fortune at the Bottom of the Pyramid、
 邦訳は「ネクスト・マーケット」(英治出版、2005年、2800円)
 概要:http://www.eijipress.co.jp/wharton/?page_id=84
2、UNDP報告書(Creating Value for All: Strategies for doing
 business with the poor, 2008)
 http: //www.growinginclusivemarkets.org/からダウンロード可能。
3、The Base of the Pyramid Protocol:
 Toward Next Generation BoP Strategy
 http://www.bop-protocol.org/docs/BoPProtocol2ndEdition2008.pdf
 Stuart Hart, Cornell University

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■■  【第5回】 アフリカ援助における現金移転の可能性について考える  
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アフリカの貧困国への社会保障導入を目指して、極貧層への現金移転が試み
られています。現金移転は、メキシコで実績を挙げたのを皮切りに中南米1
3国に広がり、すでに3000万世帯がその対象となっています。

一方、アフリカでも、現金移転が南部アフリカ、さらに西アフリカにも広が
りつつあります。また緊急援助でもモノや食料ではなく現金移転への転換が
始まっています。

制度的能力が十分でないアフリカの貧困国で、現金移転は可能なのか。その
長所と問題点はなにか。現金移転は「救貧手段」を越えて貧困削減に役立つ
のか。さらに援助は「国際的社会保障」へと転換していくのか。また現金移
転は援助のあり方を根本的に転換するのか。など、現金移転は大きな挑戦
です。

アフリカ低所得国での最初の試み、ザンビアのプロジェクト紹介を通じて、
現金移転の謎と可能性を考えます。

現金移転特集(Development policy review, sept. 2006)
http://www3.interscience.wiley.com/journal/118583613/issue?CRETRY=1&SRETRY=0
ザンビアの現金移転(ザンビア政府の公的サイト)
http://www.socialcashtransfers-zambia.org/social_cash_transfers_zambia.php


■問題提起者:大林 稔氏 (TICAD市民社会フォーラム代表/龍谷大学経済学
   部教授)
ディスカッサント:柳原 透氏(拓殖大学国際学部教授)
■日時:12月20日(土)16:30~18:30
■場所:早稲田大学19号館6階 608号室
*土曜日ですので、正面玄関ではなく後方の通用口(国際会議場側)を
 お使いください。 (アクセスは第3回、第4回勉強会と同じです)
■参加予約(無料):
12月18日(木)正午までにお申込み後、直接会場にお越しください。
(氏名・所属・連絡先を明記)E-mail:aruga@ticad-csf.net(担当:有賀)
TEL/Fax: 03-5286-8261(TICAD市民社会フォーラム事務局)


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【連絡先】
(特活)TICAD市民社会フォーラム事務局
〒169-0051 東京都新宿区西早稲田1-21-1
  早大西早稲田ビル7F プロジェクト室613-6
  早稲田大学アジア太平洋研究センター気付
     Tel & Fax : 03-5286-8261
     e-mail:yamada@ticad-csf.net    URL :http://www.ticad-csf.net

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■発行元■
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特定非営利活動法人 TICAD市民社会フォーラム(TCSF)

  〒169-0051 東京都新宿区西早稲田1-21-1
  早大西早稲田ビル7F プロジェクト室613-6号室
  早稲田大学 アジア太平洋研究センター気付
  電話&ファクス:03-5286-8261
  E-mail:office@ticad-csf.net ホームページ:http://www.ticad-csf.net/

発行責任者:大林 稔
編集責任者:渡瀬のり子 編集:広報チーム

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---> http://www.ticad-csf.net/
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プロフィール
HN:
舩田クラーセンさやか
性別:
非公開
自己紹介:
舩田クラーセンさやか
東京外国語大学 外国語学部 准教授
(特別活動法人)TICAD市民社会フォーラム 副代表

専門は、アフリカにおける紛争と平和の学際的研究。
モザンビークをはじめとする南東部アフリカの調査・
研究に従事。大学では、ポルトガル語・アフリカ地域
研究・紛争と平和を教える。

1993年よりNGO活動に積極的に関わり、援助改革、
アフリカと日本をつなぐ市民活動に奔走。

国際関係学博士(2006年 津田塾大学)
国際関係学修士(1995年 神戸市立外国語大学)

-1994年、国連モザンビーク活動(ONUMOZ)で国連ボラン ティアとして選挙支援に携わる。
-1996年、和平後のパレスチナ、ボスニア・ヘルツェゴヴィナで政府派遣選挙監視団に参加。
-1995年、阪神淡路大震災時のボランティアコーディネイター(神戸市中央区)
-2000年より、モザンビーク洪水被害者支援ネットワーク(モザンビーク支援ネットワークに改称)設立、代表を務める。
-2002年、「食糧増産援助を問うネットワーク(2KRネット)」設立に関わる。
-2004年より、(特別活動法人)TICAD市民社会フォーラム 副代表に就任。
-2007年8月より、TICAD IV・NGOネットワーク(TNnet) 運営委員に就任。

単著『モザンビーク解放闘争史~モザンビーク現代政治における「統一」と「分裂」の起源を求めて』御茶ノ水書房 2007年
(日本アフリカ学会 研究奨励賞<2008年度>受賞)

共著 The Japanese in Latin America, Illinois University Press, 2004.
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