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東京外国語大学舩田クラーセン(船田クラーセンさやか)の公式ブログです。アフリカ・市民社会(NGO)・環境関係のイベントや授業、耳寄り情報を流しています。特に、アフリカに関心を寄せる学生の皆さん必読情報を満載しています。 ************************ *************** 現在、朝日新聞Web版(アサヒ.コム)に記事を連載中。 「魅惑大陸アフリカ」「モザイクアフリカ」のページ をご覧ください。【連載】変わりゆくアフリカ最前線   http://www.asahi.com/international/africa/mosaic/ *********************************** ** This is an Official Blog Site of Sayaka FUNADA-CLASSEN,Associate Professor of Tokyo University of Foreign Studies (TUFS). The following info. is about events & classes on Africa, Civil Society (NGOs), Environmental issues. English/Portuguese sites are not yet available... Sorry, but please study Japanese!
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環境に優しい生活をしようと思い立った人の最初のチャレンジは、自分の「惰性=さぼり癖」
と思われているが、実は「パートナー」ではないか・・・と密かに確信している。

子どもは最も柔軟でかつ、環境に優しい生活への取り組みを楽しむことが多い。
問題は、「親」・「夫」である。

「親」はさすがに何十年も同じやり方で生きてきたので変えようがない。私たち夫婦は、母の
家に3人で暮らしていたことがあったが(アフリカの母系集団マクア人方式で暮らしてみた)
、暮らし始めた当初、母の「非Ecoぶり」に何度驚き、衝突したことか・・・。有機野菜も、「野
菜の皮についてる土にうんちがついてるからヤダ!」と不思議な理由で拒否反応を起こして
いた。(お母さん、今時肥だめ使ってる農家多分ないよ。)そんな母も何故か「布おむつ」に
は大いに賛同してくれ、「天気の良い朝に、布おむつを干す瞬間になんだか幸せ感じる」と言
って手伝ってくれたものだった。(最近、日本も母系化していて、「さざえさん一家」のような
家族も増えているらしい。)

居候の身としては大きな顔もできず、また人生の先輩でもある「親」を変えようというのは失
礼かもと思いなおし、目をつぶることにした。問題は、「夫君」である。一緒に暮らしているし、
フリーランスのビジネス・コンサルタントで家で仕事をする連れがどういう生活を送るかによ
って、我が家のエコ度は大きく変わる。

ペレットを岡山から買う(カーボンフットプリントを信じてない)、あったかくてもストーブをつ
ける、どこに行くにも車が手放せない・・・など既に紹介したとおり、悩みはつきない。

と思っていたら、彼は変わった!直接のきっかけは、栃木の半農x半パパのお宅にお邪
魔したことだ。元自動車整備士、タンザニアで協力隊を経験したその方は、今は子育てを
しながら農業をされており、自分たちで食べる分、近所に販売する分を作っている。「地産
地消(地元で生産し地元で消費する)」を目指している彼の説明には、説得力があり、また
彼の作る料理があまりに美味しかったので、影響を受けやすい夫がコロリと考えを変えた。
(妻が口を酸っぱくして何度も言っても効果ないんですね。やっぱり)

数日後、夫君。いきなり、大事な大事な「竹ちゃん」を切り始めた。
(慣れない仕事に血まみれになって・・)



そして、今まで竹に覆われていて諦めていた庭に畑のスペースが出現!
さらに、栃木から来てもらった半農x氏に何を植えるか指導してもらうと、俄然やる気が
湧いたのか、どこを掘っても竹の根っこだらけだったのを、根性で切って、コンポストの
土を盛り、畑が完成!「野菜早く植えてよ!」とワクワクして頼む彼ですが・・・知らない
んですか?今、11月なんですが。
これから冬に向かうんですが・・・。つまり、野菜って冬に植えるもんじゃないんだけど。



いや、ここでこのままにしては、あっという間にまた竹藪に戻ってしまうし、その時には
また「竹もいいもんだよね」となる可能性大。あわてて、子供たちと緑化センターに行っ
て、11月でも蒔けるホウレンソウやわさび菜、小松菜の種を購入。近所の子供を総動
員して、なんとか種まき終了。しかし、急に寒くなってきた。はたして発芽するんだろうか。

なお、連れが畑づくりに燃え理由には、①ロールモデル(特に、同性の。栃木と山梨で
素敵な男性たちに出会った)を見たこと、②サブプライムローン問題で欧州経済に陰り
が出て、仕事がなくなって、出費が抑えられることは何でもやろうという意欲が出たこと、
が挙げられる。

「夫」を変えたいと思っているあなた。この①と②をやれば、きっと変えられます。
(たぶんね。)
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プロフィール
HN:
舩田クラーセンさやか
性別:
非公開
自己紹介:
舩田クラーセンさやか
東京外国語大学 外国語学部 准教授
(特別活動法人)TICAD市民社会フォーラム 副代表

専門は、アフリカにおける紛争と平和の学際的研究。
モザンビークをはじめとする南東部アフリカの調査・
研究に従事。大学では、ポルトガル語・アフリカ地域
研究・紛争と平和を教える。

1993年よりNGO活動に積極的に関わり、援助改革、
アフリカと日本をつなぐ市民活動に奔走。

国際関係学博士(2006年 津田塾大学)
国際関係学修士(1995年 神戸市立外国語大学)

-1994年、国連モザンビーク活動(ONUMOZ)で国連ボラン ティアとして選挙支援に携わる。
-1996年、和平後のパレスチナ、ボスニア・ヘルツェゴヴィナで政府派遣選挙監視団に参加。
-1995年、阪神淡路大震災時のボランティアコーディネイター(神戸市中央区)
-2000年より、モザンビーク洪水被害者支援ネットワーク(モザンビーク支援ネットワークに改称)設立、代表を務める。
-2002年、「食糧増産援助を問うネットワーク(2KRネット)」設立に関わる。
-2004年より、(特別活動法人)TICAD市民社会フォーラム 副代表に就任。
-2007年8月より、TICAD IV・NGOネットワーク(TNnet) 運営委員に就任。

単著『モザンビーク解放闘争史~モザンビーク現代政治における「統一」と「分裂」の起源を求めて』御茶ノ水書房 2007年
(日本アフリカ学会 研究奨励賞<2008年度>受賞)

共著 The Japanese in Latin America, Illinois University Press, 2004.
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