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東京外国語大学舩田クラーセン(船田クラーセンさやか)の公式ブログです。アフリカ・市民社会(NGO)・環境関係のイベントや授業、耳寄り情報を流しています。特に、アフリカに関心を寄せる学生の皆さん必読情報を満載しています。 ************************ *************** 現在、朝日新聞Web版(アサヒ.コム)に記事を連載中。 「魅惑大陸アフリカ」「モザイクアフリカ」のページ をご覧ください。【連載】変わりゆくアフリカ最前線   http://www.asahi.com/international/africa/mosaic/ *********************************** ** This is an Official Blog Site of Sayaka FUNADA-CLASSEN,Associate Professor of Tokyo University of Foreign Studies (TUFS). The following info. is about events & classes on Africa, Civil Society (NGOs), Environmental issues. English/Portuguese sites are not yet available... Sorry, but please study Japanese!
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雨ですね・・・出勤したいのだけれど小降りにならなければ自転車が出せず
家でやれる仕事を片付けてます。というか、本屋に頼まれている原稿・・締め
切り過ぎてるのでそんなに悠長なこと言ってられないのですが。

明日は元ゼミ生が拙宅で現ゼミ生と親睦するパーティを開きます。海君も
大喜び。社会人1年生組は、少し大人になったかな?

今年のゼミ合宿は、栃木県にあるアジア学院でアフリカからの有機農業研修
生の人たちと交流したり、農作業を手伝ったりします。
http://www.ari-edu.org/main.html
6月27日(土)ー28日(日)開催です。ゼミ生、院生で希望する人はご連絡を。
(例年、外大生以外の学生も参加しますので、希望する人は連絡ください)

アジア学院は、毎年アジア・アフリカの農村の若手リーダーを30名ほど招いて
研修をしており、その卒業生は1千人を超え、アフリカでも有機農業の普及に
重要な役割を果たしています。(例えば、ウガンダ・コンゴの元研修生が、難民
の食料安全保障の改善のために、有機農業を教え、成果を出しているそうです)

私がアジア学院という一見アフリカと関係なさそうな組織を知ったのは、長年IC
Uで教鞭を取っておられた田坂興亜先生が退職後、校長をされていたからです。
田坂先生は、農薬の専門家で、国際協力分野で長い間ご活躍されてきました。
モザンビークで大洪水が起こったときに、日本が供与して使われないまま放置
していた農薬が、水浸しになって環境汚染を引き起こしていると地元NGOの連絡
で知り、先生とのお付き合いが始まりました。


先生やそのほかの方々の活動の蓄積により、日本で使用禁止になった農薬がO
DAで海外に輸出されていること、しかも紛争直後の混乱している国や、アジアで
反対運動がおこった後は人の目が届かないアフリカへ大量に送られていること
を知り、怒りに打ち震えたことを昨日のように思い出します。あまりすぐ怒る方で
はないのですが、時に怒ることは重要だと思うようになりました。

この怒りを原動力に、先生と他の仲間たちと、農薬供与をODAのスキームから外す
運動をしました。(農薬供与は、2KRと呼ばれる農業資機材の無償供与スキームの
一貫として行われていました)関西に住んでいて、しかも子供がまだ乳飲み子だった
ので、大変でしたが、国会議員、マスコミ、国連、外交団を巻き込み、実際に政策を
変えることができ、今では懐かしい思い出です。

詳しくは、2KRを問う市民のネットワークのサイトへ。
http://www.paw.hi-ho.ne.jp/kr2-net/

この経験が、アフリカ全体へのODA政策への提言活動へと私を導いていってしま
ったのですが、そうやって設立されたTICAD市民社会フォーラム(NPO法人)も
5年の活動期間を経て、ようやく閉じることができ少し安堵しています。
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プロフィール
HN:
舩田クラーセンさやか
性別:
非公開
自己紹介:
舩田クラーセンさやか
東京外国語大学 外国語学部 准教授
(特別活動法人)TICAD市民社会フォーラム 副代表

専門は、アフリカにおける紛争と平和の学際的研究。
モザンビークをはじめとする南東部アフリカの調査・
研究に従事。大学では、ポルトガル語・アフリカ地域
研究・紛争と平和を教える。

1993年よりNGO活動に積極的に関わり、援助改革、
アフリカと日本をつなぐ市民活動に奔走。

国際関係学博士(2006年 津田塾大学)
国際関係学修士(1995年 神戸市立外国語大学)

-1994年、国連モザンビーク活動(ONUMOZ)で国連ボラン ティアとして選挙支援に携わる。
-1996年、和平後のパレスチナ、ボスニア・ヘルツェゴヴィナで政府派遣選挙監視団に参加。
-1995年、阪神淡路大震災時のボランティアコーディネイター(神戸市中央区)
-2000年より、モザンビーク洪水被害者支援ネットワーク(モザンビーク支援ネットワークに改称)設立、代表を務める。
-2002年、「食糧増産援助を問うネットワーク(2KRネット)」設立に関わる。
-2004年より、(特別活動法人)TICAD市民社会フォーラム 副代表に就任。
-2007年8月より、TICAD IV・NGOネットワーク(TNnet) 運営委員に就任。

単著『モザンビーク解放闘争史~モザンビーク現代政治における「統一」と「分裂」の起源を求めて』御茶ノ水書房 2007年
(日本アフリカ学会 研究奨励賞<2008年度>受賞)

共著 The Japanese in Latin America, Illinois University Press, 2004.
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