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アフリカ地域研究(アフリカ地域研究演習)
通称「アフリカ・ゼミ」
これまで「アフリカ現代史」というタイトルでゼミを開講してきましたが、ゼミ生の多様な関心と本学にアフリカ地域を主題とするゼミがないことから、ゼミの名称を変えることにしました。
「アフリカ・ゼミ」では、心のバリアーを解き放ち、多様な背景を有する学生同士が互いに学びあい、アフリカ地域研究を通して、現代世界における自分自身の「ポジション」を熟考し、見直すことができるような「場」の創造を目指しています。そのため、積極的に学内外のイベントを企画したり、参加したりしてきました。
現在のゼミ生の専攻言語は、ポルトガル語・英語・フランス語・アラビア語・スペイン語・ペルシャ語・インドネシア語・日本語となっています。また、ゼミ生の選んだ卒論テーマは、「アフリカにおける児童労働」、「ザンビア難民定住イニシアティブ」、「人間の安全保障とアフリカ援助」、「ほっとけない世界のまずしさキャンペーン」、「スーダン南北和平合意とダルフール危機」、「森林管理とコモンズ」、「民主化と国家論」、「西サハラ問題」など、実に様々です。ゼミ生の内2名は今年の夏、アフリカに現地調査に行くことになっています。年に2度の合宿も実施しています。
しかし、課題は山積しています。アフリカ地域は広大であり多様性に富む一方、本学ではアフリカ地域教育の基盤は皆無に等しく、ゼミに来る前に当然知っているべき地域事情や学術的基礎について大半の学生がほとんど知らないという事態となっています。また、学生が取り組みたいテーマがあまりに多岐に渡っており、十分なフォローが出来ていないという問題もあります。そこで、2007年度のゼミ希望者は、以下の点に留意してください。
「アフリカ・ゼミ」は、やる気のある人には開かれたゼミですが、ない人には厳しいゼミです。皆さんと同時代を生きるアフリカの人々が直面している現実を学ぶには、中途半端な気持ちは許されないものと思ってください。
【ゼミ内容】
・ 3年ゼミ:(前)アフリカ地域と国際社会、日本との関わりを考える文献精読
(後)前期の続き+各自の卒論テーマ選択・調査研究手法について
・ 4年ゼミ:受講者の選んだイッシューについてのプレゼン+討論
【ゼミ履修に当たって】
(1) アフリカ地域に十分な関心を寄せて、積極的に学外にも学びに出て行けること。
(2) 地域専門科目「国際関係とアフリカ」(2年生の履修可能)の履修者であること。(履修していない場合は、履修予定者であること。)
(3) 予定する卒論テーマに関わる専修専門基礎科目を受講していること。
(4) その他のアフリカ関連の授業(非常勤コマを含む)などの履修予定者であること。
(5) 3年ゼミ直後に予定されている4年ゼミに参加すること。
(6) 卒業論文執筆者であること(卒業研究は認めない)。
これまでの授業のシラバス、授業の様子、他のアフリカ関係授業については、以下のゼミのウェブサイトで確認してください。 http://www.tufs.ac.jp/ts/society/africa/
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東京外国語大学 外国語学部 准教授
(特別活動法人)TICAD市民社会フォーラム 副代表
専門は、アフリカにおける紛争と平和の学際的研究。
モザンビークをはじめとする南東部アフリカの調査・
研究に従事。大学では、ポルトガル語・アフリカ地域
研究・紛争と平和を教える。
1993年よりNGO活動に積極的に関わり、援助改革、
アフリカと日本をつなぐ市民活動に奔走。
国際関係学博士(2006年 津田塾大学)
国際関係学修士(1995年 神戸市立外国語大学)
-1994年、国連モザンビーク活動(ONUMOZ)で国連ボラン ティアとして選挙支援に携わる。
-1996年、和平後のパレスチナ、ボスニア・ヘルツェゴヴィナで政府派遣選挙監視団に参加。
-1995年、阪神淡路大震災時のボランティアコーディネイター(神戸市中央区)
-2000年より、モザンビーク洪水被害者支援ネットワーク(モザンビーク支援ネットワークに改称)設立、代表を務める。
-2002年、「食糧増産援助を問うネットワーク(2KRネット)」設立に関わる。
-2004年より、(特別活動法人)TICAD市民社会フォーラム 副代表に就任。
-2007年8月より、TICAD IV・NGOネットワーク(TNnet) 運営委員に就任。
単著『モザンビーク解放闘争史~モザンビーク現代政治における「統一」と「分裂」の起源を求めて』御茶ノ水書房 2007年
(日本アフリカ学会 研究奨励賞<2008年度>受賞)
共著 The Japanese in Latin America, Illinois University Press, 2004.