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グループワークなどで2週間分遅れたので、以下に変更しています。
6月22日:日本・アフリカ間関係の歴史を知る(1)~アフリカの日本人
6月29日:同上(2)~対アフリカ援助
7月6日:同上(3)~2008年「アフリカ元年」
7月13日:公開講演「アフリカの手話を通して開発を考える」
本学アジアアフリカ言語文化研究所 研究員 亀井伸孝氏
7月23日:期末試験
*6月15日に足りなかった資料はすでに部屋のドアノブにかけてあります。
一人一部(それ以上は取らないで!)でとってください。
した「頭でばかり考える知ではなく、身体や心を使って考える知を創造しよう」
という提案にのっとって、グループワークをしてみました。
先週の「社会関係資本」の話の続きで、「友達」「友情」をキーワードに、色
を想像してみたり、グループをつくって身体で表現してみたりしました。同じ
ような動きもあれば、まったく異なった動きもあり、どれも言葉だけで想像
して書いてもらうよりも、深みがあったように思います。
戦いながらも、仲を深める。
皆と一緒に歩いていく
マサイの友達
一体感
つながる
あったかい
インスピレーション
複雑な人間関係
頼れる仲間
日本の友達
力を与え合って、もらう
色々広がる横のつながり
辛いことも一緒に楽しく
転んだ仲間を助けて一緒に歩いていく
友情の輪で一緒に盛り上がる
さまざまな統計を見て、経済的な貧困が与える生活上の困難を
想像してみた。日本との経済格差も確認してみた。その上で、
世界価値観統計を元に、なぜ貧困者の割合が多いナイジェリアの
都市ラゴスとフィリピンの都市で、「生活満足度」や「幸福度」が高
いのか・・・について考えてみた。
色々背景はあるだろうが、この両都市の住民に共通する傾向とし
ては、宗教(どんなのであれ)活動が活発であり、濃い家族・親族
・友人関係を構築しているという点であった。そこで、日本の我々
の生活について振り返ってみた後、「社会関係資本(Social capi
tal)」の概念を紹介してみた。
早足だったので、十分な理解にいたらなかったかもしれない。が、
「いざというときに頼れる人はどれぐらいいて、それはどんな人?」
という質問をした際、ほとんど手があがらなかったのが、「親族」
「近所」であった。勿体無い。他方、「親」「同級生」が重視された。
私たち家族は、関西から出てきたこともあり、「親」はいない。
小さい子供を抱え、共働きということで、戦略を練った。そこで、得た
結論が「アフリカ方式で暮らす」ことであった。アフリカでは、血縁は
重要だが、地縁も非常に重要である。そこで、「地縁の創造」に血道
をあげてきた。深大寺を暮らす場に選んだのも、単に深大寺が素晴
らしい地域だからではない。そこに東京に珍しく、コミュニティがある
からだった。
「不足から生み出される豊かさ」を、最近よく考える。
血縁者がいないからこそ、地縁を重要とする。
テレビがないからこそ、テレビを見せてくれる人と仲良くする(!?)。
ここのとこ、ワールドカップの最終予選だった。急にサッカーに燃え
るようになった親子は、「見たい!」気持ちでいっぱいになった。皆さ
んだったらどうするか?
先日、我が家に関西から遊びに来ていた母は、「電器屋に連れてっ
て」。それは、地縁がないからだ。親子は、お友達の家に通って、テ
レビで観戦を続けている。途中から観戦はそっちのけで、子供たちは
おもちゃを奪い合い、大人は酒をつぎあう。実に、楽しい。
そんなことができる関係になるには、プロセスがさすがにいる。でも、
そのプロセスもまた楽しい。(もちろん、TVのために仲良くしているの
ではない!)しかし、今回の予選は夜11時開始・・・さすがに頼めない。
どうするか?すると、
テレビがない我が家の事情を知っている近所の別のサッカー好きさ
んから、クラーセンはスポーツバーでの観戦を誘われた。その夜は、
いそいそと、買ったばかりの自転車に乗って、国領のスポーツバー
までえっちらこっちら向かった。彼は、嬉しそうだった。単にサッカー
をリアルタイムで見られるからではない。誘ってもらって、バーに
行けたからだ。
家にもしテレビがあったなら、なかった夜のちょっとした観戦パーティ。
これが、我が家の社会関係資本の一例。
(元々は、ボーリングクラブの観察から始まった概念なのですが)
「私の夫はマサイ戦士~マサイの暮らしから学ぶこと」
満員の教室に、笑い声が響きました。
たくさんの質問と感想はお二人に手渡しし、後日お返事を送ってもらう
ことになっています。
事前に、ゼミ生とともにお昼ごはんも食べていただきました。
学生一人一人の関心に、丁寧に、しかし厳しい突っ込みを入れていた
だきました。(感謝!)去年もこのようなセッションを開かせていただき、
「人生観が変わった」「アフリカへの取り組みの気持ちが変わった」と
いうゼミ生が続出。何人かは刺激を受けて、反対する親を説き伏せて、
今アフリカでインターン中です。
11月の学園祭では、早川さんのトークライブやナイロビのスラムの
子どもたちの絵画展をする企画が出ています。主催は、アフリカ・ゼミ
ですが、ゼミ生以外の協力も募集中です。お手伝いしたい人は、ぜひ
連絡ください。(他大学の学生さんも歓迎です)
開発・輸入を手掛ける(株) 生活の木の宇田川さんへのインタビューの
日程が確定しました。
5月27日(水)15時30分に生活の木の表参道の本店で実施します。
http://www.treeoflife.co.jp/
地図が載っていますが、明治神宮駅から歩いてすぐです。
明治通りと表参道の交差点(GAPがある)からすぐなので、まさかと
思って、歩きすぎてルイヴィトンまで行ってしまいましたが、本当に
目と鼻の先の距離なので間違えないように。
希望する学生の携帯メルアドもらいましたが、やはり届きません。
来週の授業の際にリマインドしますが、声をかけてください。
また、新たに希望する学生については、私に打診してください。
基本的に、4月20日の宇田川さんの公開講座でのお話を聞いて
皆さんから出た大量の質問を行うという趣旨です。詳細は以下。
http://africaclass.blog.shinobi.jp/Entry/250/
*インタビューに行く人は、5月25日(月)のお昼休みに私の研究室
で打ち合わせを行いますので、お弁当持参で来てください。
ケニアからとってもパワフルな2名のお客様をお迎えし、じっくりアフリカ
と日本、そして世界の関係について一緒に考えます。
5月18日(月)13時10分~14時40分 @115号室
「私の夫はマサイ戦士~マサイの暮らしから学ぶこと」
早川千晶氏(ナイロビ在住ライター)&永松真紀氏(マサイの花嫁)
*なお、授業の計画については、「続きはこちら」をクリックしてくだ
さい。が、しかしうまくいきませんので、次回授業のときに入手して
ください。
【課題】「アフリカ報道」リサーチ
6月1日(月)授業の最初に提出(A4x2枚以上+スクラップ)
① ある1週間、毎日継続して新聞(OnlineでもOK)を隈なく読んで、
アフリカについての報道をスクラップする
・日本の新聞
・自分の勉強する言語の新聞の両方をリサーチ
② スクラップをもとに、記事の傾向を日本・その他の新聞それぞれ
について分析
③ 日本とその他の新聞の記事を比較して分析
④ 感想
下平明子さんの公開講演会が終了しました。
「アフリカの田舎に暮らしてみて~13年のモザンビークとの関わり
で考えたこと」というタイトルで、写真を見せていただきながら、
お話を聞きました。
質疑応答の部分だけご紹介いたします。
質問:「開発援助についていくら勉強しても、現場とはギャップが
あり、机上の空論になる」ということだが、具体的には?
答え:アメリカの大学院で読まれている本が2年ぐらい遅れている。
現場はもっとどんどん変化しているため、本や授業、理論に頼りす
ぎないこと。
質問:モザンビークと日本との違うところ
答え:マジョリティの人が貧しくても生活をエンジョイしている人
が多い。家族や友達を大切にする。仁義に厚い人たちが多い。古い
日本を思い出させるところがある。一方、私でも日本の都会に来る
としんどく、早く帰りたいと思ってしまう。暮らしづらい場所に日
本はなっているのかも。
質問:国際協力の分野で働きたい人へのメッセージ
答え:せっかく色々な言語を学んでいるのだから、若い頃にいろ
いろな所に行くのが良い。自分についていうなら、モザンビークに
とても感謝している。目を開いて心を開いていれば色々なことが
入ってくるんだと、今だから分かる。モザンビークから教えてもら
ったのは、不便であれば不便であるほど図太くなるということ。
考え方一つで道は必ず開ける。ダメ元で頑張ってみるところが、モ
ザンビークの人びとから学んだ。懐が深くて優しい人が多い。あの
人は金持ちだからとかではなく、人を人としていたわってくれる。
仕事はほどほどにして家族と愛する人との時間を優先するのが大事
と教えてもらった。
さんの講演会参加した学生さん
昨夜、宇田川さんからエントリーシートを直々に頂いています。
以上の条件にあう意欲のある人にだけコピーを渡してもよいということでした。
(その代り、内定辞退とかそういうことはできないので、本当に生活の木で頑
張ってみたい人限定で、お渡しします)
人事課の人からは、既にエントリーシートの配布や説明会など終わっている
ので・・・とは言われているので、狭き門の上に条件は厳しいと思います。
また、宇田川さんのやっているアフリカ協力はメインの仕事ではないので、ア
ロマテラピーや販売、広報などに関心があることが重要です。
ということで、以上の条件ではあるけれど、チャレンジしてみたい人は研究室
に水曜日午後までにエントリーシートを取りに来てください。
なお、この投稿文も水曜日夕方に削除するので、目にした人はとにかく急ぎ
対応を。
とりあえずテキストだけ貼り付けておきます。
【授業計画】
(1) アフリカ地域をめぐる世界の200年から現在までの動きをおさえる。
(2) 世界史に占めてきたアフリカ地域の「位置」、アフリカへの「視座」につ
いてふり返る。
(3) 「アフリカは本当に貧しいのか?」について考察する。
(4) 「アフリカ地域の実態」に触れる機会を設ける。
(5) 現在の国際関係におけるアフリカの「位置」を再考するとともに、この背景に
ついて検討する。
【評価】
出席(20%)、授業中に提出する感想文(10%)、課題レポート(20%)、期
末試験(50%)
*毎年単位を落とす人が3割はいます。とりあえず登録ではなく、やる気の
ある人だけ登録してください。
【課題】「アフリカ報道」リサーチ
6月1日(月)授業の最初に提出(A4x2枚以上+スクラップ)
① ある1週間、毎日継続して新聞(OnlineでもOK)を隈なく読んで
アフリカについての報道をスクラップする
・日本の新聞
・自分の勉強する言語の新聞の両方をリサーチ
② スクラップをもとに、記事の傾向を日本・その他の新聞それぞれ
について分析
③ 日本とその他の新聞の記事を比較して分析
④ 感想
国際関係」の公開講演会「奮闘!コミュニティ・トレードの実現を目指して
~ガーナ・エチオピア・そしてケニア…アフリカでの体験から」が満員盛況
のうちに終了しました。
講師は、株式会社「生活の木」の宇田川専務取締役。
ビジネスを通じてのアフリカでの国際協力について話していただいたのですが、
期待を裏切らない非常に面白い講演に、学生たちも大爆笑したり、うなずいたり。
たくさんもらった質問や感想については、こちらでまとめて宇田川さんに投げます
ね。インタビュー形式で聞いて来ようと思います。一緒にインタビュー行きたい学
生さんは声をかけてください。(その代り、インタビュー記録とってもらいますが!)
本日7月16日に、シラバスどおり期末試験をしました。
が、来れなかった人により難しくした期末試験を来週実施します。
追試希望者は、101号室に2限に来てください。
事務補佐が別室に案内します。
残りの皆さんには、特別メニューで、日本とアフリカの関係について
歴史・最近の動き(TICAD・洞爺湖サミット)を含めて解説します。
いつもどおり出席をとりますので、必ず出るように!
舩田
佐野さんのお話と写真、いかがでしたか?
16日の授業は予定どおり試験をしますので、必ず受講するようにしてください。
舩田
マルチメディアホール101号室です。
世銀のサイトにフォト&トークショーの案内がありました。
参考までに!
佐野さんの専用ウェブサイト↓とtってもきれいです。ご覧ください。
http://www.kotarosano.
写真展「KALAHARI(南部アフリカ)~チーターがいる砂漠」、PIC東京で始まる |
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写真家・佐野高太郎さんが30ヶ月間にわたり追跡撮影した南部アフリカのカラハリ砂漠のチーターの生態や、ダイナミックで壮大なアフリカの自然・環境の美しさ紹介する写真22点を展示しています。4月11日(金)には佐野高太郎さんのトークとスライドショーも同時開催の予定です。参加申し込みはこちら。 2008年7月の北海道・洞爺湖でのG8サミット・先進国首脳会議に先立ち、5月には横浜でアフリカ各国の首脳が一堂に会する第4回アフリカ開発会議(TICAD IV)が開催されます。世界銀行情報センター(PIC東京)では、アフリカの様々な側面を追い続ける写真家の作品を展示する写真展を連続開催しています。
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ウガンダにいる川本さん、マラウィの粟村先輩がお世話になっているPELUM
Association事務局長のジョセフ・スーナさんが来日します。1日から5日まで東
京で、6日からは洞爺湖サミット関連で北海道に行かれます。
PELUMは南東中部アフリカ一円の200の農民組合・NGOの連合体で、
有機農業を広める活動をしております。
学生の皆さんにぜひ会って、活動の紹介をしたいということで、明日急遽授業
に来てもらうことになりました。
場所は、101マルチメディアホール。10時40分~12時10分まで。
公開講座としますので、参加希望の方はご自由にどうぞ。
舩田
11 | 2024/12 | 01 |
S | M | T | W | T | F | S |
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東京外国語大学 外国語学部 准教授
(特別活動法人)TICAD市民社会フォーラム 副代表
専門は、アフリカにおける紛争と平和の学際的研究。
モザンビークをはじめとする南東部アフリカの調査・
研究に従事。大学では、ポルトガル語・アフリカ地域
研究・紛争と平和を教える。
1993年よりNGO活動に積極的に関わり、援助改革、
アフリカと日本をつなぐ市民活動に奔走。
国際関係学博士(2006年 津田塾大学)
国際関係学修士(1995年 神戸市立外国語大学)
-1994年、国連モザンビーク活動(ONUMOZ)で国連ボラン ティアとして選挙支援に携わる。
-1996年、和平後のパレスチナ、ボスニア・ヘルツェゴヴィナで政府派遣選挙監視団に参加。
-1995年、阪神淡路大震災時のボランティアコーディネイター(神戸市中央区)
-2000年より、モザンビーク洪水被害者支援ネットワーク(モザンビーク支援ネットワークに改称)設立、代表を務める。
-2002年、「食糧増産援助を問うネットワーク(2KRネット)」設立に関わる。
-2004年より、(特別活動法人)TICAD市民社会フォーラム 副代表に就任。
-2007年8月より、TICAD IV・NGOネットワーク(TNnet) 運営委員に就任。
単著『モザンビーク解放闘争史~モザンビーク現代政治における「統一」と「分裂」の起源を求めて』御茶ノ水書房 2007年
(日本アフリカ学会 研究奨励賞<2008年度>受賞)
共著 The Japanese in Latin America, Illinois University Press, 2004.