忍者ブログ
東京外国語大学舩田クラーセン(船田クラーセンさやか)の公式ブログです。アフリカ・市民社会(NGO)・環境関係のイベントや授業、耳寄り情報を流しています。特に、アフリカに関心を寄せる学生の皆さん必読情報を満載しています。 ************************ *************** 現在、朝日新聞Web版(アサヒ.コム)に記事を連載中。 「魅惑大陸アフリカ」「モザイクアフリカ」のページ をご覧ください。【連載】変わりゆくアフリカ最前線   http://www.asahi.com/international/africa/mosaic/ *********************************** ** This is an Official Blog Site of Sayaka FUNADA-CLASSEN,Associate Professor of Tokyo University of Foreign Studies (TUFS). The following info. is about events & classes on Africa, Civil Society (NGOs), Environmental issues. English/Portuguese sites are not yet available... Sorry, but please study Japanese!
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

先週5月19日(火)にゼミを公開して行った映画上映会の学生感想
文から面白いものを抜粋します。私の感想文は、すみません、たて
込んでいて、明日ぐらいにはアップします。(大宮さん、しばしお待ち
ください)

■「どんな国でも戦争は社会を壊す」という言葉が印象的でした。
私たちは戦争を知らないし、その中で、その後に、どのような生活が
営まれているのか知らないから、アフリカは特別なところで、悲しい
地域だと感じてしまうところがあるけれど、戦争を経験した祖父母世代
がいまのアフリカを見たら、私たちとは違う感情を抱くのかもしれない
と思いました。アフリカと日本は遠く離れていて、全く関わりのないところ
だと思っていたけれど、見方を変えると同じところがたくさんあるのだと
思いました。
■スーダンと日本の映像が切り替わるとき、日本のものだと思ったのが
スーダンだったり、間違うことが多くあり、どちらも人が生きている場所
であり、共通するものはある、と強く感じることができました。二つの
国のおじいさん、おばあさんは、人生について共通する部分もある一方
で、違う方向を向いているような気もしました。ヨセパサン、ロダさんは、
いなくなった子供たちを求め、しかし日本の特に石井さんは、子供たち
の所在が分かっているのに接触しようとしない。
■一番幸せだったことは、という質問に対し、「畑を耕していた時」という
話に衝撃を受けた。「畑を耕す」という労働が一番幸せだということは、
その他比較することがどれほどつらい環境にあるかがわかる。一方で
小山さんも述べているように、スーダンに暮らす子供たちの笑顔や
前向きに生きている姿にとても感動した。
■日本のおばあちゃんとスーダンの少年、一見何の関係にもないように
思えるが、戦後直後おばあさんが食べていた高粱とスーダンの少年ア
ハメッド君が現在食べているソルガムが同じもので、その二人が小山
さんのお姉さんの遺言をきっかけに関わりを持ったということがめぐり
あわせのように感じました。
■映画の中の日本の老人はよく笑っていたのに、アフリカのアフバと
ヤーバは悲しそうな表情が多くて、なぜなんだろうと考えさせられました。

PR
[291]  [290]  [289]  [288]  [287]  [286]  [285]  [284]  [283]  [282]  [281
カレンダー
03 2024/04 05
S M T W T F S
1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30
最新トラックバック
プロフィール
HN:
舩田クラーセンさやか
性別:
非公開
自己紹介:
舩田クラーセンさやか
東京外国語大学 外国語学部 准教授
(特別活動法人)TICAD市民社会フォーラム 副代表

専門は、アフリカにおける紛争と平和の学際的研究。
モザンビークをはじめとする南東部アフリカの調査・
研究に従事。大学では、ポルトガル語・アフリカ地域
研究・紛争と平和を教える。

1993年よりNGO活動に積極的に関わり、援助改革、
アフリカと日本をつなぐ市民活動に奔走。

国際関係学博士(2006年 津田塾大学)
国際関係学修士(1995年 神戸市立外国語大学)

-1994年、国連モザンビーク活動(ONUMOZ)で国連ボラン ティアとして選挙支援に携わる。
-1996年、和平後のパレスチナ、ボスニア・ヘルツェゴヴィナで政府派遣選挙監視団に参加。
-1995年、阪神淡路大震災時のボランティアコーディネイター(神戸市中央区)
-2000年より、モザンビーク洪水被害者支援ネットワーク(モザンビーク支援ネットワークに改称)設立、代表を務める。
-2002年、「食糧増産援助を問うネットワーク(2KRネット)」設立に関わる。
-2004年より、(特別活動法人)TICAD市民社会フォーラム 副代表に就任。
-2007年8月より、TICAD IV・NGOネットワーク(TNnet) 運営委員に就任。

単著『モザンビーク解放闘争史~モザンビーク現代政治における「統一」と「分裂」の起源を求めて』御茶ノ水書房 2007年
(日本アフリカ学会 研究奨励賞<2008年度>受賞)

共著 The Japanese in Latin America, Illinois University Press, 2004.
バーコード
ブログ内検索
カウンター
アクセス解析
アフリカ関係イベント&授業&情報 映画感想アフバとヤーバ Produced by 舩田クラーセンさやか
黄昏 Designed by ブログテンプレート がりんぺいろ
忍者ブログ [PR]
free pictures