忍者ブログ
東京外国語大学舩田クラーセン(船田クラーセンさやか)の公式ブログです。アフリカ・市民社会(NGO)・環境関係のイベントや授業、耳寄り情報を流しています。特に、アフリカに関心を寄せる学生の皆さん必読情報を満載しています。 ************************ *************** 現在、朝日新聞Web版(アサヒ.コム)に記事を連載中。 「魅惑大陸アフリカ」「モザイクアフリカ」のページ をご覧ください。【連載】変わりゆくアフリカ最前線   http://www.asahi.com/international/africa/mosaic/ *********************************** ** This is an Official Blog Site of Sayaka FUNADA-CLASSEN,Associate Professor of Tokyo University of Foreign Studies (TUFS). The following info. is about events & classes on Africa, Civil Society (NGOs), Environmental issues. English/Portuguese sites are not yet available... Sorry, but please study Japanese!
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

下平明子さんの公開講演会が終了しました。
「アフリカの田舎に暮らしてみて~13年のモザンビークとの関わり
で考えたこと」というタイトルで、写真を見せていただきながら、
お話を聞きました。

質疑応答の部分だけご紹介いたします。

 

質問:「開発援助についていくら勉強しても、現場とはギャップが
あり、机上の空論になる」ということだが、具体的には?

答え:アメリカの大学院で読まれている本が2年ぐらい遅れている。
現場はもっとどんどん変化しているため、本や授業、理論に頼りす
ぎないこと。

 

質問:モザンビークと日本との違うところ

答え:マジョリティの人が貧しくても生活をエンジョイしている人
が多い。家族や友達を大切にする。仁義に厚い人たちが多い。古い
日本を思い出させるところがある。一方、私でも日本の都会に来る
としんどく、早く帰りたいと思ってしまう。暮らしづらい場所に日
本はなっているのかも。

 

質問:国際協力の分野で働きたい人へのメッセージ

答え:せっかく色々な言語を学んでいるのだから、若い頃にいろ
いろな所に行くのが良い。自分についていうなら、モザンビークに
とても感謝している。目を開いて心を開いていれば色々なことが
入ってくるんだと、今だから分かる。モザンビークから教えてもら
ったのは、不便であれば不便であるほど図太くなるということ。
考え方一つで道は必ず開ける。ダメ元で頑張ってみるところが、モ
ザンビークの人びとから学んだ。懐が深くて優しい人が多い。あの
人は金持ちだからとかではなく、人を人としていたわってくれる。
仕事はほどほどにして家族と愛する人との時間を優先するのが大事
と教えてもらった。

PR
就職活動中の4年生の皆さんで先週月曜日に生活の木の宇田川
さんの講演会参加した学生さん

昨夜、宇田川さんからエントリーシートを直々に頂いています。
以上の条件にあう意欲のある人にだけコピーを渡してもよいということでした。
(その代り、内定辞退とかそういうことはできないので、本当に生活の木で頑
張ってみたい人限定で、お渡しします)

人事課の人からは、既にエントリーシートの配布や説明会など終わっている
ので・・・とは言われているので、狭き門の上に条件は厳しいと思います。
また、宇田川さんのやっているアフリカ協力はメインの仕事ではないので、ア
ロマテラピーや販売、広報などに関心があることが重要です。

ということで、以上の条件ではあるけれど、チャレンジしてみたい人は研究室
に水曜日午後までにエントリーシートを取りに来てください。

なお、この投稿文も水曜日夕方に削除するので、目にした人はとにかく急ぎ
対応を。
今日はじめて来た人用のシラバスの詳細ですが、表が上手く貼れないので、
とりあえずテキストだけ貼り付けておきます。


【授業計画】

(1)          アフリカ地域をめぐる世界の200年から現在までの動きをおさえる。

(2)          世界史に占めてきたアフリカ地域の「位置」、アフリカへの「視座」につ
いてふり返る。

(3)          「アフリカは本当に貧しいのか?」について考察する。

(4)          「アフリカ地域の実態」に触れる機会を設ける。

(5)          現在の国際関係におけるアフリカの「位置」を再考するとともに、この背景に
ついて検討する。

【評価】

出席(20%)、授業中に提出する感想文(10%)、課題レポート(20%)、期
末試験(50%)

*毎年単位を落とす人が3割はいます。とりあえず登録ではなく、やる気の
ある人だけ登録してください。

【課題】「アフリカ報道」リサーチ

61日(月)授業の最初に提出(A42枚以上+スクラップ)

    ある1週間、毎日継続して新聞(OnlineでもOK)を隈なく読んで
アフリカについての報道をスクラップする

・日本の新聞

・自分の勉強する言語の新聞の両方をリサーチ

    スクラップをもとに、記事の傾向を日本・その他の新聞それぞれ
について分析

    日本とその他の新聞の記事を比較して分析

    感想

アフリカと日本の市民間交流を推進する団体が立ち上がろうとしています。
私がやっていたNGO・TICAD市民社会フォーラムの海外フェローだった吉田
美樹さんが、イニシアティブをとってくれています。特に、アフリカのNG
Oへの学生のインターンシップを奨励することが重要な軸の一つとなって
います。まだ何も決まっていないので、皆さんのニーズや皆さんがインタ
ーンとしてアフリカに行ってみてのコメントなど、ぜひインプトしてあげ
てください。

さっそく、スカイぷ会議を、アフリカにいるジョセフさん(PELUMの事務
局長だった人で、元ゼミ生でインターンに行った人の何人かはお世話にな
っています。また、ウガンダの大学生と日本の大学生の交流を奥さんが推
進しようとしています)と日本の関心のある人たちでやろうということで
す。

参加されたい方は、4月30日18時ー20時にスカイぷ会議に参加してくださ
い。その際は、吉田さんにメール入れてください。 
miki.nakagawa.yoshida(アット)gmail.com
(吉田さんのスカイプ名はlink.africa.japanです。)
スカイぷに参加できないけれど、メーリングリストに参加したいという方
も吉田さんにメールしてください。(携帯ではなくPCのメールアドレスが
好さそうです)
もういっちょ。アフリカ学会が東京農大で開催されます。
経堂(小田急線。新宿から15分ぐらいかしら)なので、是非参加してみて
ください。ただし、参加費が必要です。

土曜日には、以下の通り一般向けのシンポジウムも開催されます。
「アフリカ農業・農村の未来にむけて:現場からのアプローチ」
2009 年5 月23 日(土) 15 時50 分 ~ 17 時50 分(予定)

○ 日 程    2009年 5月23日(土) : 個別報告、シンポジウム、懇親会
5月24日(日) : 個別報告、総会

詳しくは、こちらのサイトでプログラムなどをご確認ください。
http://www.nodai.ac.jp/int/original/jaas/index.html

私も日曜日に発表・・・なんですが、3年前にやっていた個人研究のネタの発表
で、まだ勉強が追いついていない「南東部アフリカ現代史」についてです。さす
がに風呂敷だけは大きいのですが、中身が・・・。

学生の皆さんには言いたい放題なのにね。(反省)しかし、昔は学生というと、
風呂敷は大きくて中身がない・・・というのは普通だったんですが、最近の学生
さんは皆真面目というか手堅いというか、風呂敷を広げることも躊躇ってしまう
ようで(中には、風呂敷の広げ方が分からない・・・ようで)、私みたいなアバウト
な人には驚きです。

いや、「風呂敷」が何か分からないだけかも・・・見たことない、使ったことない、
とか?
お伝えするのを忘れていました。
毎年開催されている「アフリカン・フェスタ2009」が、今年も横浜で
5月16日(土)と17日(日)に開催されることになりました。

<会場>
横浜赤レンガ倉庫イベント広場
及び赤レンガ倉庫1号館2階・3階
<日時>
5月16日(土)12:00~17:00
5月17日(日)11:00~17:00
詳しいプログラムは、以下をご覧ください。
http://www.africanfesta2009.com/

私は、16日(土)に行く予定ですが、皆さんは?ゼミ・元ゼミ生は、
親睦会が17日(日)に予定されているようですが、16日もぜひ!


昨日、早稲田大学での講演会が終わりました。
去年より学生が増えたなあ、と思っていたら、やはりそうで総勢400人。
そして、最後まで寝ないで聞いてくれた人が今回は多かったので良かっ
たです。(何が良いのかは・・・我ながら不明ですが)そして、「早稲田名
物」授業が終わった後の行列、今回も出来ました。皆さん、本当に熱心
ですね。

講義中に少ししかお聞かせできなかった音楽の紹介です。
Amandla!(映画にもなっています)から
南アが誇る最高のシンガーソングライターVusi Mahlaselaの
Kuzobenjani Na?(革命ラジオから流れていた曲)
You-Tubeでも聴けます。
When You Come Backも名曲です。サビ部分の「Africa----」という部分
がいいですねえ。

最後の曲が、ChiwonisoのRebel Womanです。同名のCDが出ていま
す。日本のレコード会社からも出ているようなので、ぜひ。

それと、大声では言えませんが、「もぐりたい」人は、月曜3限(13時10分
~14時40分)の「国際関係とアフリカ地域」の授業が「お勧め」です。
場所は、府中キャンパス(東京外大)の研究講義棟の115号室。ICUや
上智からも「もぐって」いた学生がいますのでご心配なく。
明日、早稲田大学で出前講義を行います。
「国際開発援助 理論と実践」という授業の中で、「アフリカ援助と
政策提言活動」というお題で話をしてきます。
が、新学年早々ということもあり、あまりにバタバタしていて、これ
からパワーポイント作成です・・・。とほほ・・・。

しかし、たまに他大学に教えに行くと、色々発見があって面白いで
す。ICUの学生は、とにかくよく勉強しており、的確で鋭い質問を次
々に放ってきます。こういうのはとっても嬉しいですが、自信のない
ネタの場合は冷や汗ものですね。
他方、早稲田の学生は、マンモス大学だからか、受講生も多く、机
に突っ伏して寝てしまう学生がいます!ついやる気が刺激されてし
まい、ウロウロ歩いて起こしながら講義してしまいます。(ふふふ)
ただ、やる気のある学生の食いつき具合は尋常ではないのも早稲田で
す。授業が終わっても、どこまでも食いついて来続けて、気づいたら
別の建物まで一緒に行っていた・・・ということもザラでした。

それに比べると、外大の学生はやはり「真面目でおとなしい」という
のが非常勤の先生方も含めた意見です。「あきらめが早い」というの
もよく聞くコメントですね。外大生の皆さん、そんな先生方のステ
レオタイプ化に対抗し、しぶとく質問攻めにしてあげてください。
モザンビーク共和国の駐日大使夫人マリアさんと娘さんのカリーナさんが、
ポルトガル語2の授業に参加されました。マリアさんは、モザンビーク女性の
地位についてのお話をしてくださいました。(学生の半分ぐらいしか中身は十
分理解できなかったようですが・・・・がんばりましょう!)

そのあと、2つのグループに分かれてもらって、楽しく懇談をしました。カリーナ
さんには毎週授業に来てもらって、会話のお手伝いをしてもらう予定です。
ロンドンの大学で心理学を勉強した22歳のカリーナさん。皆さんとも年齢が
近いので、ぜひこれを機会に仲良くなってください!

ゼミの皆さん、

スーダンWFPで4年働いていた川端さんが今研究室にお越しです。
一緒にお昼ごはん食べたい人は学生会館2階の特別食堂にお越しください。

舩田クラーセンさやか
4月20日(月)13時10分~14時40分@115号室で行った「アフリカ地域と
国際関係」の公開講演会「奮闘!コミュニティ・トレードの実現を目指して
~ガーナ・エチオピア・そしてケニア…アフリカでの体験から」が満員盛況
のうちに終了しました。

講師は、株式会社「生活の木」の宇田川専務取締役。

ビジネスを通じてのアフリカでの国際協力について話していただいたのですが、
期待を裏切らない非常に面白い講演に、学生たちも大爆笑したり、うなずいたり。
たくさんもらった質問や感想については、こちらでまとめて宇田川さんに投げます
ね。インタビュー形式で聞いて来ようと思います。一緒にインタビュー行きたい学
生さんは声をかけてください。(その代り、インタビュー記録とってもらいますが!)




皆さん

図書館の使い方、文献のリサーチの仕方、論文を書くギリギリまで知らないまま
私に聞く人が多いのですが、4月には図書館主催でオリエンテーションをしていま
すので、面倒くさがらず、参加して文献リサーチのプロになってください!
(それができないと、論文は書けませーーーーん!)
http://www.tufs.ac.jp/common/library/guide/guidance/index-j.html
図書館のポータルへ
冬の間に葉っぱを食べるために植えていた人参と大根の葉っぱをひっ
ぱってみたら、地中にこんなかわいい実がなっていました。小さいけれ
ど、あまりにもの美味に、感動。

親バカならぬ、野菜バカですね。


(第3弾)アフリカにおける有機農法普及の課題と可能性を考える

昨年12月3日と今年1月28日に「(特活動法人)TICAD市民社会フォーラ
ム(TCSF)」の研究センターが主催した「アフリカにおける有機農法普
及の課題と可能性を考える」勉強会が好評につき、続々編を開催する
ことになりました。 なお、TCSFは今年3月31日で解散しましたので、
勉強会に参加した有志の企画となります。

第1回勉強会では、最近アフリカ農民の間で高まりつつある有機農業へ
の関心を受けて、その普及の可能性や限界について話し合いました。
特に、長年にわたってアフリカで有機農業に取り組んできたNGO―JVC
(南ア)と緑のサヘル(チャド・ブルキナファソ)―の具体的な経験
をお話ししてもらった上で、NGO・研究者・専門家・学生など多様な
参加者の間で議論を深めました。

アフリカで有機農業に取り組むNGO関係者が一堂に会する最初の機会
となり、参加者の皆さんからも継続して勉強会をしたいという希望が
出されました。 そこで企画された第2回勉強会では、日本での有機農
業研修を通じて、アジア・アフリカでの有機農業普及に尽力してきた
アジア学院の田坂興亜元校長を講師としてお迎えし、アフリカ人研修
生の研修後の活動の様子などをお話ししていただいたほか、政府や国
際機関関係者もお呼びして、政策面での議論も深めました。

第3回の今回は、出版されたばかりの『有機農業と国際協力』(有機
農業学会編・コモンズ)を手がかりに、アフリカにおける有機農業の
可能性を考えたいと思います。

講師は、同書の第1章で「日本の有機農業を開発途上国に伝える意義」
を執筆された西川芳昭先生です。ブルキナファソでの現地調査に基づ
き、以下の点についてお話していただきます。

投入財の安定的確保が困難な状況下の農業における品種選択のアクター
とその役割を明確化することによって、農業における生物多様性管理を
通じた農開発のための社会的能力構築の方策を探る。
  
そのうえで、農業技術としての有機農法ではなく、人々が主体となる
農業としての有機農業の可能性について語っていただく予定です。
どうぞ、ふるってご参加ください。

■2009年5月8日(金)18時半~20時半
■講師:西川 芳昭氏(名古屋大学大学院国際開発研究科教授  
   農村・地域開発プログラムディレクター)
■講演タイトル:
「人々が主体となる農業とは? 農業の本質とブルキナファソにおける
参加型研究による在来品種の再評価」
■場所:
東京外国語大学本郷サテライト 8階
住所:〒113-0033 東京都文京区本郷2-14-10
TEL&FAX:03-5805-3254(18 時まで)

■アクセス、参加申し込みについては「続きはこちら」へ
ゼミ3生の皆さん

来週に読む予定の「アフリカ経済論」の序章のコピーをドアノブに
かけてあります。一人一部お取りください。
(教科書は購入してしまった方が良いので、購入した人はとらない
ようにしてね。)

舩田クラーセンさやか
[1]  [2]  [3]  [4]  [5]  [6]  [7]  [8]  [9]  [10
カレンダー
04 2024/05 06
S M T W T F S
1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31
最新トラックバック
プロフィール
HN:
舩田クラーセンさやか
性別:
非公開
自己紹介:
舩田クラーセンさやか
東京外国語大学 外国語学部 准教授
(特別活動法人)TICAD市民社会フォーラム 副代表

専門は、アフリカにおける紛争と平和の学際的研究。
モザンビークをはじめとする南東部アフリカの調査・
研究に従事。大学では、ポルトガル語・アフリカ地域
研究・紛争と平和を教える。

1993年よりNGO活動に積極的に関わり、援助改革、
アフリカと日本をつなぐ市民活動に奔走。

国際関係学博士(2006年 津田塾大学)
国際関係学修士(1995年 神戸市立外国語大学)

-1994年、国連モザンビーク活動(ONUMOZ)で国連ボラン ティアとして選挙支援に携わる。
-1996年、和平後のパレスチナ、ボスニア・ヘルツェゴヴィナで政府派遣選挙監視団に参加。
-1995年、阪神淡路大震災時のボランティアコーディネイター(神戸市中央区)
-2000年より、モザンビーク洪水被害者支援ネットワーク(モザンビーク支援ネットワークに改称)設立、代表を務める。
-2002年、「食糧増産援助を問うネットワーク(2KRネット)」設立に関わる。
-2004年より、(特別活動法人)TICAD市民社会フォーラム 副代表に就任。
-2007年8月より、TICAD IV・NGOネットワーク(TNnet) 運営委員に就任。

単著『モザンビーク解放闘争史~モザンビーク現代政治における「統一」と「分裂」の起源を求めて』御茶ノ水書房 2007年
(日本アフリカ学会 研究奨励賞<2008年度>受賞)

共著 The Japanese in Latin America, Illinois University Press, 2004.
バーコード
ブログ内検索
カウンター
アクセス解析
アフリカ関係イベント&授業&情報 Produced by 舩田クラーセンさやか
黄昏 Designed by ブログテンプレート がりんぺいろ
忍者ブログ [PR]
free pictures