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東京外国語大学舩田クラーセン(船田クラーセンさやか)の公式ブログです。アフリカ・市民社会(NGO)・環境関係のイベントや授業、耳寄り情報を流しています。特に、アフリカに関心を寄せる学生の皆さん必読情報を満載しています。 ************************ *************** 現在、朝日新聞Web版(アサヒ.コム)に記事を連載中。 「魅惑大陸アフリカ」「モザイクアフリカ」のページ をご覧ください。【連載】変わりゆくアフリカ最前線   http://www.asahi.com/international/africa/mosaic/ *********************************** ** This is an Official Blog Site of Sayaka FUNADA-CLASSEN,Associate Professor of Tokyo University of Foreign Studies (TUFS). The following info. is about events & classes on Africa, Civil Society (NGOs), Environmental issues. English/Portuguese sites are not yet available... Sorry, but please study Japanese!
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ジンバブエ状況が若干好転しています。
昨日、野党ツアンギライ党首が首相に就任しました。とはいえ、状況は流動的であり、
700万人の人々が依然食料危機に直面しています。

先日お知らせした市民社会による連帯ハンガーストライキを主導していたCIVICUS
のクミ・ナイドゥさんも昨日でハンガーストライキを一旦終了。実に21日にわたるスト
です。彼の心境については、以下のブログサイトに投稿があります。
http://www.huffingtonpost.com/kumi-naidoo/hunger-strike-day-20-hope_b_165705.html
キャンペーンサイト
http://www.savezimbabwenow.com/

家族と相談し、今日からハンガーストライキに入ることにしていましたが、状況が好転
しつつあるとはいえ予断を許しませんので、やはりハンガーストライキは決行すること
にしました。以下、キャンペーンに送った意思表明文です。

To the people of Zimbabwe.
It was 1994 when I first visited your country.  I came from
Mozambique where 10 years of armed struggle and 16
years of conflict just ended.  Zimbabwe then was a
shining example of the future of the African nations.
PR
南アフリカにいる津山直子さんからのメッセージです。
私もハンガーストライキやってみます。(家族と相談して
から日にちを決めます)皆さんも是非、連帯を!

南アや世界各国のNGO、宗教組織、労組などで
Save Zimbabwe Now! キャンペーンが行われています。
ジンバブエの人々に連帯し、その声を伝え、支援を
広げていくものです。
www.savezimbabwenow.com
昨年G8の時にも来日したCIVICUSのKumi Naidooさんは、
21日の断食(ハンバーストライキ)をしています。
水だけ飲み、今日で19日めです。

12月にジンバブエを訪れた時に何日も食べ物を口にできない
人々の現状を見て、連帯とメッセージを広げるためにはじめ、
また、誘拐、不当逮捕などで投獄されたり、行方不明
なっているNGOや野党の人々の釈放を要求しています。
ジンバブエ訪問時に撮った映像は以下で見られます。、
www.civicus.org/video-feeds

世界中の人が、要望書への署名、ハンバーストライキに加わって
います。ハンガーストライキは一食でも、一日でもいいので、
その連帯の輪を広げていってほしい、とクミさんは言っています。
ジンバブエでは、億単位の紙幣になっているジンバブエドル
ではなく、店頭ではUSドルで表示され、USドルか南アの通貨(ランド)
で買わなければならなくなっています。店にあるものはほとんど
南アなど外から入っており、主食のメイズ、小麦粉、油なども
南アで買う2-3倍の値段になっています。

ジョハネスバーグ市の市街にあるメソディスト教会には
800人以上のジンバブエ人が寝泊りしています。
私はジンバブエ人やコンゴ人が多く住む地区で住んでいますが、
ジンバブエから来る人は日に日に増えています。
少しでもお金を得て、それで食料を買い、ジンバブエの家族に
送っています。ジンバブエに行くバスの発着場は特別に
設けられていて、ジンバブエに行く人、荷物を送る人で、
毎日ごった返しています。

ジンバブエでは1月が新学年が始まるときですが、
学校の先生がジンバブエドルではなく、USドルで給料が支払われ
るよう要求していて、学校は休校が続いています。
コレラに65000人以上が感染し、3600人が亡くなり、毎日その数が
増えています。南アとジンバブエの国境には、治療を求める人
がたくさん来ています。南ア側の川も汚染され、JVCが活動する
リンポポ州でも川の水に頼っている人々の間でコレラが広がって
います。

HIV/エイズや結核の治療薬もUSドルやランドで買うしかなく、
大多数の患者さんは治療薬にアクセスできなくなっています。
日本でも、これまで以上に、ジンバブエの状況への理解と
連帯の輪を広げていくことが大切だと思います。
昨日は横浜アリーナまで、MISIAさんのコンサートに行ってきました。
義兄とそのお兄さんと私というかなり不思議な組み合わせで行ってきたのですが、
お兄さんたちはわざわざ大阪から出てきてくれました。(実は、MISIAさんのファン
だったのです。)コテコテの大阪人で、久しぶりの大阪弁を満喫しましたが、私の
かなり怪しい大阪弁を聞いたことがなかった関東の知人たちは、「すごい。しゃべ
れるんだ・・・」と驚いてくれました。(ふふん!)

お兄さんたち奇妙なほど若く見えますが、アラフォーを超えてる年齢です。が、
歌って踊れるエンタテイナーで、兄弟で狩人の「あずさ2号」を歌うと、ほぼ玄人
さんです。(あずさ2号知らない????)が、本業はどちらもお医者さん。普段
の様子を見ているとほぼ信じられないのですが。

実は私、コンサートと言えば、ブラジル時代以外では、クラシックしか行ったこ
とがなく、「アジア・ディスコテーク」というタイトルに思わず躊躇。が、狩人兄弟
につられて、最後は皆と同じように手を振ってみたりしました。一番前の席を
アレンジしてくださっていたので、当然とはいえ、さすがにこれを学生に見られた
ら恥かしい・・・かも。

MISIAさんは、普段と同じく、非常にキュートに、しかし真面目に、一生懸命、来て
くれた人一人一人に届くようにと願いながら、歌って踊っていたのには本当に感
動しました。普段の生真面目さ、気配りが、あんな大きなアリーナ上でも発揮さ
れていて、かつアーティストとして最高のものを見せてもらい、すごい人だと改め
て思いました。しかし、これを見てから一緒に舞台に上がるのではなくって良かっ
た。

今、Child Africaをお手伝いしている元ゼミ生の粟村さんも頑張って募金を集め
ておりました。TICAD IVや洞爺湖サミットは終わりましたが、こうやって続いてい
るものもあります。ソトコトでも特集を組んでいる(3月号)そうですので、是非こ
れからもアフリカin日本を熱くしていきましょう。

授業がようやく月曜日で終了と思っていたら、後回しにしてきた講演会
やレクチャーが目白押し・・・。おサルの曲芸のように、あっちこっちに
行ってきます・・・。

2009年2月10日(火)18時半~21時
国際協力NGOセンター(JANIC)の主催講座「JANIC Laboratory 2008」
の講師として、「アフリカの未来と課題~援助はうまくアフリカとかみ合うか」
の講演を行います。場所は国連大学ですが、既に申し込みは締め切って
いるようです。また報告します。

2009年2月21日(土)15時~17時
モザンビーク大使とともにモザンビークウィークのオープニング講座
を実施します。モザンビークの歴史を振り返ります。
@カラバッシュ(浜松町のアフリカレストラン)

2009年3月14日(土)世田谷区教育委員会のセミナー事業の講師として
「アフリカの紛争と平和を考える」という講演会を行います。
場所は、世田谷産業プラザ会議室。

アフリカの北部農村は不思議なところだ。「場」の持つ不思議な力に惹かれて14年間
通い続けている。この不思議さを言葉で言い表そうとしてもうまくいかない。神聖なる
何かに包み込まれている・・・そんな気がしてならないのだ。その意味では、怖い場所
でもある。神もいれば、魔物も棲む。「異界」がそこかしこに、ぱっくりと口を開けて、
待っているような、そんな錯覚を抱くことも多々あった。

住民ですらこういった。「3度もの戦争(第一次世界大戦、植民地解放戦争、独立後
紛争)がこの地に来たのは、この地が戦争を招くからだ」と。私は10年かかった博士
論文で「この地が持つ呪い」が戦争の原因ではないことを実証した。とはいえ、彼ら
の言葉が何故か忘れられなかった。

私は3歳まで京都の漁村で暮らした。集落の端には何段もの階段を上ってではない
と行けない神社かお寺のようなものがあって、その入り口にはいつも不思議な空気
が漂っている気がしたものだ。同じ空気をここ深大寺界隈でも感じる。そして、モザン
ビーク北部でも。深大寺にゲゲゲの鬼多郎の茶屋があるのは、私には至極当然の
ことなのだ。(水木しげるさんが近くに住んでいるとはいえ)

こう書くとかなり異様かもしれない。これらの場所は怖いところだと感じるかもしれ
ない。しかし、実際はこれらの場が持つ力には、人を癒す何かが潜んでいるとい
つも思うのである。現代において人は、目に見えるもの、科学的に証明できるもの
だけを信じ、すべての説明を行おうとする。学問も当然ながらそうである。しかし、
世の中には、あるいは人生には、そうやって説明できない何かが確かにある。その
説明を求めて、私たちの多くは宗教やスピリッチャリズムに走ったりする。あるい
は「自己責任論」の盛り上がりの中、自分の中に説明を求めて、果てしない闇に
迷い込んでしまう。

でも、ときにお化けのせいにしたっていいじゃないか。妖怪のせいにしたっていい。
答えがないことだってあるんだ。

14年前、モザンビーク北部から帰ってきてから、私は知人・友人に自分から連絡
をしない。(厳密に言うと時々はあるが)する必要がないからだ。「会いたい、話し
たい」と思うと、向こうから連絡が来る。あるいは、偶然がその人を私の目の前ま
で運んでくる。連絡が来ないときは、まだ再開するときじゃないから。最近はよくそ
う思う。まあ、単なる筆不精の言い訳にすぎないといえばそれまでだけど!
週末に相模湖で実施したゼミ合宿も無事終了。
卒論を提出し終えた4年生は開放感あふれる調子で、来年卒論組かつ就職活動
中の3・4年生は「重~い」荷物を抱えているような感じで各自発表をしていたのが
印象的だった。

今回のゼミ合宿には、2期生の糸長君と粟村さん、3期生の渋谷さん+ダーリン
が参加してくれました。ゼミ生の多くがゼミに入ってから留学や休学してインターン
に行くため、学年をまたがる人が多いのが特徴です。学年ごとに綺麗に分かれる
のではなく、学年関係なしに仲良くなれるのが良いところだな、と見てて思いました。

ゼミが目指す「Peer Education(相互学習)」がまさに活きたゼミ合宿。
卒業生の厳しい突っ込みを聞いていて、実感しました。
最後は藤野温泉で源泉かけ流しの露天風呂を堪能。高尾駅から2駅でこんな
いい温泉に入ることができるとは。ゼミ合宿担当の皆さん、お疲れ様でした!

次回は再び山梨に行くつもりですが、栃木のアジア学院という有機農業をアジア
アフリカの研修生に教える学校があります。秋合宿はそちらにお邪魔して、アフリカ
の研修生の皆さんと交流できると良いかも・・・と妄想中。
大学院ゼミに中国人の留学生が来てくれるようになって2年。
おかげで、昨今の「中国のアフリカ進出」に留まらず、中国への関心が高まった。

昨日の朝日新聞の上海特派員メモに、オバマ大統領の就任演説の中国訳「全文」
が新華社通信に掲載された話が紹介されていた。しかし、それは「全文」ではなく、
部分部分明白な削除があるという。例えば、「共産主義」の文字が消えていたなど
は予想どうり(文脈では屈服させたという動詞が続く)。

面白かったのは次の2点。
1)「公金を扱う者は説明責任を求められる」=>「説明」が抜け「責任」だけとな
ったらしい。国民に説明する必要なし、ということか。
2)「腐敗と謀略、反対者の抑圧によって権力にしがみつく者たちは、歴史の誤った
側にいることに気づくべきだ」の全文が削除

特に、2)を見て私は微笑んだ。そうか、政府は「抑圧によって権力にしがみついて
いる」自覚があるのだ!その事実にしばし目が点になってしまった。
来月2月にモザンビーク・ウィークが浜松町のアフリカンレストラン
カラバッシュで開催されます。初日にモザンビークに関するレクチャー
を行います。是非お越しください。
******************************************************************
 ★ 「道祖神創立30周年企画 第6弾 モザンビーク・ウィーク」 ★
******************************************************************
アフリカ旅行の専門店 株式会社道祖神はお陰様で創立30周年を迎えまし
た。この機会に皆さまへの感謝の気持ちを込めて、アフリカの各国につい
て1カ国1週間の期間でご紹介するイベント『アフリカンウィーク』をお届
けしております。ぜひ足を運んでいただき、この機会にアフリカ通になっ
てください。
■モザンビーク・ウィーク公式サイト:
 <http://www.dososhin.com/info/event/30th/mz_week.htm>
http://www.dososhin.com/info/event/30th/mz_week.htm
============================== 
開催期間:2009年2月21日(土) ~ 2月27日(金)
開催場所:アフリカン・レストラン《カラバッシュ》
東京都港区浜松町2-10-1浜松町ビルB1F
電話03-3433-0884 / HPアドレス <http://www.calabash.co.jp/>
http://www.calabash.co.jp/
==============================
☆プログラム(予定)
■2月21日 (土)  オープニング ≪モザンビークがまるごとわかる日≫
 ① モザンビーク古今東西~ここだけの話!知られざる魅力~
 【モザンビーク入門レクチャー】
話し手の舩田クラーセンさやかさんは、国連関係者、研究者、NGO関係者とし
て、14年にわたり、モザンビークの紛争後、そして大洪水(2000年)後の
プロセスに寄り添ってこられた、日本におけるモザンビーク研究の第一人者
レクチャーでは、「モザンビーク の知られざる観光的な魅力」を語るに留
まらず、その魅力の背後にある歴史的な苦悩や闘争、多様性についてもお話
いただきます。モザンビークについて広く、深く知る貴重な機会です。
  昼/ 15:00~17:00 入場料:¥500
  ▲講師:舩田クラーセンさやか さん(東京外国語大学)
 
② 放置自転車からみえる自分・地域・世界のつながり
 【モザンビーク支援活動レクチャー】
 モザンビークで30年間続いた内戦は、一般の人たちの手に武器を残す結果
を招きました。NPO法人えひめグローバルネットワーク 代表であり、日本・
モザンビーク市民友好協会代表でもある竹内よし子さんは、現地NGOによる
銃器を、自転車などの生活物資と交換する活動(銃鍬プロジェクト)に携わ
り、交換物資として、愛媛より自転車などを、モザンビークへ送る支援プロ
ジェクトを実施されています。自分の問題、地域の問題、世界の問題を橋渡
しするひとつのケーススタディとして、大変興味深いお話です!
夜/ 18:30~20:30 入場料:¥1,000
▲講師:竹内よし子 さん
(NPO法人えひめグローバルネットワーク 代表兼、日本・モザンビーク市民
友好協会代表)
 * 未だ知られざるモザンビークの音楽をお届け
 〈モザンビーク・ミュージックナイト〉
 ・世界遺産「チョピ族のティンビラ」紹介 竹内よし子さん
 ・モザンビーク在住ベネットさんのドラム演奏
  ※昼の部・夜の部、両方のご参加の方は、入場料¥1300-に割引きます。

公開講座(アフリカ紛争論1218日)の学生からの質問・コメント
への回答が
小峯茂嗣さん(アフリカ平和再建委員会事務局長)から
届きました。是非お読みください。

 

ウガンダ北部紛争、子ども兵士問題について

「続きはこちら」をクリック

 

映画について

Q.彼らの「ビッグなプロジェクト」とは何だったのか?

A.映画の題名である「Invisible Children」という団体を設立しま
した
http://www.invisiblechildren.com/home.php)。映画上映
の収益、
DVDの売上、寄付をもとに、ウガンダのこども支援活動
を行っています。
 

Q.この映画がアメリカで反響があって何か変わったか?「知る」こ
とが紛争にどういう影響があるのか?

A.映画の冒頭でアメリカの青年が、「メディアが僕らの世界観を作
る」と言っていました。私たちは主に新聞、テレビといったメディ
アから世界のことを知りますが、ウガンダ紛争のように大きくは取
り上げられないものも数多くあります。では取り上げられない物事
とは無意味で無価値なことなのでしょうか?人の命という点ではイ
ラクもウガンダも重みに変わりはありません。でもメディアに多く
出るイラクには莫大な金や関心が向き、ウガンダにはいかない。
「知らせる」作業はその不公正の是正方法の一つともいえます。そ
してそれによって知った人たちの力で、紛争停止のための圧力を作
るという動きを起こせます。スーダンのダルフール紛争については
アメリカの俳優のジョージ・クルーニーが紛争への関心喚起を行い
つつ、自身が現地を視察し、難民支援に多額の寄付をし、政府や国
際機関に紛争停止を働きかけるようになりました。誰もができるこ
とではないですが、知らせる、広める活動が、そういう人を動かし、
より大きな力にすることもできるという可能性を秘めているのだと
思います。

皆さん、アンゴラの日本大使館で以下の人材を募集しています。(中里さん、ごめん。
見てたら中村さんに流してもらってよいでしょうか?大学に皆さんの連絡先があるも
ので・・・)。募集要項も手元にあります。関心のある方は私までメールください。

職種:草の根外部委嘱員
業務:草の根無償案件形成、フォローアップ、報告作成等。今年度は年間6件。
応募資格:大卒。開発経済に知識がある方が望ましい。
語学:ポル語、英語の会話能力が必要。書けなくても良い。
期間:契約は2009年4月から1年。通常もう1年更新し、2年とすることが多い。
給与:306,516円。国際機関、NGO等で2年以上経験ある場合は22,386円増。
住居費:別途実費支給。(住居手当5号単身を目処。アンゴラの場合約5000ド
ル。)
必要書類:履歴書
10月のゼミ合宿でお世話になったNPOえがおつなげて(山梨)の代表の方
からの情報です。青年海外協力隊を若干もじった「田舎で働き隊」が政策
として始動しますが、「えがお」さんたちも「関東ツーリズム大学」を通じ
て研修生を募集するそうです。春休み中で10日間日当も出るということで、
是非応募してみてください。
*━┓━━━━━━━━ ━━ ━━━ ━━━━ ━━━━━
┃1┃ 『 田舎で働き隊! 』研修生募集
┗━┛━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
NPO法人えがおつなげては、
山梨を中心に、都市と農村の交流活動を行ってきましたが、
このたび、さらに広く、首都圏を中心に、
1都10県の間の都市と農村の交流を行うための機関を立ち上げます。
その名も、「関東ツーリズム大学」です。
http://tourism-univ.net/index.html
今回は、この関東ツーリズム大学で「田舎で働き隊」研修生を約100名募集します。 
「田舎で働き隊」の研修生は、
日当7,000円(宿泊費、食費込み)×日数分(10日間)と、
研修地との往復の交通費が支給されます。

農村での活動に興味のあるあなた!ぜひ、ご応募ください。
*━┓━━━━━━━━ ━━ ━━━ ━━━━ ━━━━━
┃2┃ 『 田舎で働き隊! 』の概要
┗━┛━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
具体的には、下記などの農村地域などに分かれ、各地域の特性に合わせた分野で、
10日間の研修を通して、その分野の経験を積んでいただきます。
  実施時期:平成21年3月      
学ぶ分野によって研修地が異なりますので、下記でご確認してください。
*詳細は、「続きはこちら」をクリック。
深大寺で何回か目の「深大寺まちづくり協議会」のワークショップが開催された。
地元のお蕎麦屋さん、お寺の和尚さん、深大寺フェスタ実行委員(NGO)、深大寺
のガイドさん、新旧住民など、40名ほどが集まり、4つのグループに別れて「深大
寺地区のまちづくりの目標」を話し合った。

過去のワークショップで出てきた「深大寺らしさ」のキーワードは、「水・緑・寺(
1300年の歴史)・蕎麦・癒し」などであった。これに基づき、深大寺地区をどのよ
うな地区へと変貌させていくかを話し合った。

一番多かった意見が、既にある地域の資源を再発見し、活かしていくことである。
素晴らしいものがいっぱいあるのに、十分整備されてない、活用されていない、
相互につながっていない、知らされてない・・・ということが、数回のワークショッ
プを経て、参加者の間に自覚されるようになったという。

まさに、「途上国」で行われている「参加型コミュニティ開発計画」を、「参加住民」
として体感した。このようなワークショップのファシリテータ育成コースが日本で
も沢山開かれている(自分もオーガナイズしたことも何度もある)が、あくまでも
架空の事例(●国の●村)を使って行う。実際、ファシリテータとなって国際協力の
現場で活躍するコンサルも、「一住民」として実際にワークショップを経験する機
会はほとんどないはずだ。

その意味でなかなか面白い経験だったし、若い人・年配の人、男性・女性、商売
をしている人・住民、古くからいる人・新しい人・・・それぞれの違いと共通性になん
とも面白いものを感じた。最近私が関心を寄せる「当事者性」を再考する上でも有
意義な体験であった。

我が家のご近所さんのおじいちゃんたちも大活躍。

しかし、最初に音頭をとったのは調布市。やはりそうか・・・。市の政策として、市
内いくつかのまちづくり協議会を支援することになっているらしい。とはいえ、市
の人たちは上から目線で、協議会づくりを推進しているわけでもない。市有数の
観光地でもある深大寺との連携も長期に亘るものだ。そこは地方行政ならでは
の継続性ときめ細かさ。

とはいえ、このプロセスを実際にサポートするのは外部コンサルティング会社で
ある。古くからの住民の既存の組織がしっかりと機能している深大寺で、他の事
例をよく知っている第三者の立場のプロのコンサルの存在は重要である。他方、
市から協議会に降りてきた250万円という大きな予算のほとんどはこのコンサル
会社に委託費として支払うという。うーん。援助の実施体制と同じ構造だなあ。
しかもワークショップを見ていても、いつの間にかコンサルが司会をして、いつの
間にか皆コンサルを見て話している。「住民主体の・・・まちづくり」となるには、コ
ンサルに巨額の委託費を払って、おんぶに抱っこでは駄目だろう。

かと言って、参加者の大半が60歳を越えている状態では、新しい組織を効率よく
目標策定、政策提言と実施まで導く人材がいるわけでもない。とはいえ、何人か
は30代・40代の人もいて、テキパキと意見をとりまとめている。そういう人に限っ
て深大寺に暮らす住民ではなく、周辺に暮らしながらも深大寺を愛して、まちづ
くりに情熱を燃やしている人たちである。「当事者性」は依然重要で、住民の「主
体的参加」を引き出していくことは長い目で見て重要である。そのためにも、「半
当事者」や外部者の刺激と情熱を、びしばしと住民に届けてほしいと思う。

となると、コンサル会社に莫大な委託費を払うより、地元NPOに払った方が良い
のではないだろうか・・・。その方が地元への還元という意味で有意義であろう。
ゼミ合宿は相模湖でやります。1月31日~2月1日に、いつもの通り3年生の卒論
テーマ発表と4年生(卒業予定)の慰労会を行います。元ゼミ生もくるようですの
で、他の元ゼミ生の方も是非来てください。(連絡は、私まで)

1月27日(火):
4限:「アフリカ関係雑誌に見るOBAMA新大統領への期待」をやります。
使用する雑誌:「New Africa」「Corporate AFRICA] [African Courier]
先日の卒論発表会で発覚したのですが、皆さんどうも英語の文章を読むのが苦
手のようですので、その場でざっと読んで理解する訓練もやります。

5限:4限の続きが必要なら。さて、就職活動も酣。こんなに早く就職活動が本格
化するのは本当に腑に落ちません。が、就職が決まっている4年生が大学にい
るもの後わずかなので、4年生に手伝ってもらい就活中の人への模擬面接の特
訓を行います。インターンに行く人には、私が個別に相談に乗ります。 

2月3日は塩谷さんの報告を27日にすることになり、なしになりました。
以上、合宿での発表に向けて皆さんがんばってください。
アフリカと日本の開発のための対話プロジェクト(DADA)の尾関葉子さんから
帰国報告会のお知らせをいただきました。外大からも近い国領駅近くですの
で、是非ご参加を。(以下、尾関さんからのメール)
===================================
報道とは異なるジンバブウェをお伝えしたいということもありますが、報道
がウソではないという厳しい現実もお伝えしたく、その中でひと言で言い表
せるようなタイトル、テーマを考えている最中です。来週にはタイトルとあ
わせてないようをご案内したいと存じますが、取り急ぎ、日時のご案内をさ
せていただきます。
日時 2月14日(土)午後3時~5時
会場:調布市市民活動支援センター内はばたきスペース
   (京王線国領駅下車すぐ→行きかたは末尾に掲載)
 http://www.chofu-across.jp/goannai_tizu_frame.html  
参加費: 300円(資料代。マコニ茶つき) 
 参加ご希望の方は、お手数ですが、DADAまでご連絡ください。 
(dada-africa(アット)nifty.comまたはFAX:042-444-6934)(当日受付OK) 
(その他詳細は「続きはこちら」へ)
ポルトガル語諸国の展示が始まりました。毎日昼休み中に各国の音楽・映像を
お見せしています。是非、お立ち寄りください。


また、上位3チームを選ぶ、アンケートへの記入、お願いします!

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プロフィール
HN:
舩田クラーセンさやか
性別:
非公開
自己紹介:
舩田クラーセンさやか
東京外国語大学 外国語学部 准教授
(特別活動法人)TICAD市民社会フォーラム 副代表

専門は、アフリカにおける紛争と平和の学際的研究。
モザンビークをはじめとする南東部アフリカの調査・
研究に従事。大学では、ポルトガル語・アフリカ地域
研究・紛争と平和を教える。

1993年よりNGO活動に積極的に関わり、援助改革、
アフリカと日本をつなぐ市民活動に奔走。

国際関係学博士(2006年 津田塾大学)
国際関係学修士(1995年 神戸市立外国語大学)

-1994年、国連モザンビーク活動(ONUMOZ)で国連ボラン ティアとして選挙支援に携わる。
-1996年、和平後のパレスチナ、ボスニア・ヘルツェゴヴィナで政府派遣選挙監視団に参加。
-1995年、阪神淡路大震災時のボランティアコーディネイター(神戸市中央区)
-2000年より、モザンビーク洪水被害者支援ネットワーク(モザンビーク支援ネットワークに改称)設立、代表を務める。
-2002年、「食糧増産援助を問うネットワーク(2KRネット)」設立に関わる。
-2004年より、(特別活動法人)TICAD市民社会フォーラム 副代表に就任。
-2007年8月より、TICAD IV・NGOネットワーク(TNnet) 運営委員に就任。

単著『モザンビーク解放闘争史~モザンビーク現代政治における「統一」と「分裂」の起源を求めて』御茶ノ水書房 2007年
(日本アフリカ学会 研究奨励賞<2008年度>受賞)

共著 The Japanese in Latin America, Illinois University Press, 2004.
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